【ハイキュー】お姫様？そんなものうちにはいませんが？【青葉城西】 (ページ16)

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Princess 13 ページ16

桜宮side

どうしよう。どういうことなんだろう

事の発端は昨日の夜、学校の正門付近でのことだった

なんで夜に学校の辺りにいたのかというと家がすぐ近くで、近くのスーパーに買い物を頼まれてたから

本当に偶然だった

あんな話聞くつもりなかったのに

そこに居たのは女子の先輩達だった

先輩ってわかった理由は、あんな時間まで新入生が残っているはずがないから

なによりも

『バレー部の”お姫様”からの命令』

って言ってたから

噂話なんだけど、先輩が後輩に”忠告する”っていうちょっと変な話で、

【男子バレー部の”お姫様”を怒らせてはいけない】

っていうお話

その話は去年から突然流れ始めて、唯一のマネージャーの姫乃宮先輩っていう人が”お姫様”なんじゃないのかっていう話もあるけど、本人が否定してるから真意はわからないらしい

とりあえず今はそんなのどうでもよくて

そこで聞いたのはAのことだった

詳しい話はよく聞こえなかったけど、名前が聞えたから関係あることだけはわかった

特に気にすることもないかな、って思ってたけどそんなことなかった

Aはバレー部に入部してたんだ

あの人達はAのことをどうするつもりなんだろう

律「鈴香さーん？聞こえてますかー？」

鈴「………っ！！きゃぁっ！！び、びっくりしたぁ………なんだ律歌か…」

律「なんだは酷いと思うっス。で、何考えてたんスか？鈴香がそんなに考えるのはAのことしかないっスよね？」

鈴「そりゃあね。それがね……………」

お互いに協力関係、だからこそAへの危機はさっさと退ける。だから律歌への情報共有は躊躇わない

律「なるほどー………まぁこれは他の1年にも聞いてみる価値ありそうッスね。多分鈴香の方が2年に顔は広いっスよね？だってその噂、知ってたの鈴香だけだったっスよね？

先輩に知り合いでもいるんスか？」

鈴「………二年に兄がいるのよ。確かバレー部と仲良かったはずだから聞く。昼休みにでも行ってみるね」

律「え”っ今日お昼ご飯いるんスか！？かぁ〜っ！忘れた！なんか恵んで欲しいっス！！1年の聞き込み私やるっスから！！」

鈴「パンあげるわ

あ、Aちゃんおはよう〜！！」

『……はよ』

ちょっと律歌。なに一番に挨拶してんだテメェみたいな顔するのやめてよ

パンあげないよ