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Not Princess 32 ページ36

貴女side



実は不登校を決めたのは、今まで言ったことじゃないんだ




私が仕事しなかったら選手に迷惑がかかると思ったから毎日部活に行って、罵倒されながら仕事をしてた






私さ、元プレイヤーって言ったよね




確かに、男子と女子だから色々違うと思う



それでも基礎とかは全部同じだし、変なスパイクの打ち方したら腕を痛めるのは同じだ







プレーを見ながら仕事をしてた時に2年の先輩が、腕を痛めるような打ち方してて………



思わず言ってた









『先輩、その打ち方だと肩とか腕とか痛めちゃいますよ


そういう癖がついてて打ちやすいならまだしも安定して打ててないので、危険だと思います』









ってね



私、善意で言ってたはずなのに


なんでかね




先輩はこう返してきたんだ









「うるせぇ!経験者だかなんだか知らねぇが、男と女で違ぇんだよ!!


つーか!!



マネが選手のプレーに口出してんじゃねぇよ!てめぇは黙ってろ!!」









流石に動揺した



そっか、マネは選手のプレーに口出しちゃだめなのかあ




なんか、今のでわざわざ嫌われた気がする


善意で言っても相手の怒りを買うことがあるのね




もうなにも、言いたくないな



そう考えていたら、あの女がきて









姫「ねぇあんた。あんたに見られるせいでみんなが部活に集中出来ないんだってさ



どうしたらいいかわかるよね?」









普段の私なら多分言い返してた



けど、凹んだ私にはその言葉が刺さって









『まだ、部活はやめたくないので





練習は見ないことにします』









そうやって私は練習を見ることも叶わなくて






崩れた私はそのまま部活を去っていった









3年生になった4月








英と勇は私が不登校になってからも毎日登校時間に私の家に来て、私がこないとわかると悲しそうな顔をしていた






けれど今日は違う




すぐ出たいけど……いたずらしたい気持ちもあるじゃない?


2人が悲しそうな顔をして、去る直前



私は出て行ってこう言った









『……おまたせ』




「「ずいぶんまったぞバカ野郎!!」」









泣き笑いみたいな顔している2人は




今まで見たことないぐらいスッキリとした顔をしていた




私はそこで宣言したのだ









『私、青葉城西に行く。行って全てのケジメをつける』









あの時の2人の顔は凄かったけど、着いてきてくれた




これが全ての過去のお話

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4す。 - 北の川には”お姫様”がおりました で北川第一と思ってしまった私は重症 (2022年5月19日 17時) (レス) @page1 id: 1c7bf85d9b (このIDを非表示/違反報告)
征狐(プロフ) - セルビアさん» ご質問はこちらのことを待たずに自由に書いてもらって構いませんよ。きちんと答えますので! (2021年2月17日 21時) (レス) id: bc51cbf501 (このIDを非表示/違反報告)
セルビア(プロフ) - 征狐さん» えっと・・・ (2021年2月17日 15時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
征狐(プロフ) - セルビアさん» はい!大丈夫ですよー!お気軽に書き込んでください! (2021年2月17日 15時) (レス) id: bc51cbf501 (このIDを非表示/違反報告)
セルビア(プロフ) - 質問いいですか? (2021年2月17日 10時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:征狐 | 作成日時:2017年12月6日 21時

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