マイペース王子様に振り回されてます。*HSJ* season2 (ページ3)

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マイペース王子様 38 ページ3

ー伊野尾sideー

｢うー、寒い寒い｣

と言いながらはぁーと息をはいて

｢ね！見てみて！はぁー...たばこ！｣

なんて笑う君がどうしようもなく愛おしくて
ぎゅっと手を繋ぐ。

｢ふふっ、どうしたの？慧くん｣

『別にー。』

「ね、あと少しで卒業だね...」

『まだあと数ヶ月はあるよ？』

「でもさ、数ヶ月ってあっという間じゃない？」

『じゃあその間に沢山思い出作ろう。』

「うん！...あ！あそこのクレープ食べたい」

『じゃあ行く？』

「ふふっ...」

『どうした？』

「今日は慧くんらしくないね？」

『何だよそれ！(笑)』

「何か...緊張してる？感じがする」

『.........』

「まぁいっか！行こう！」

と言って俺の腕をひく(人1)を呼んで

『(人1)』

「ん？なに？」

くるっと振り向いた(人1)の少し赤い唇に
ちゅっとキスを落とす。

「け、慧くん！///////」

『ふはっ、顔真っ赤だねー？』

「人が居る///////から...」

言いたいことは分かるけどあえて
分からないふりをする。

『から...？』

「は、恥ずかしいの！///////......ばか。」

あーもう。慧くん理性保てなくなりそうだよ。

『じゃあ、早くお店入ろ？』

「うん///////」

ねぇ、(人1)？
さっきらしくないって、緊張してるって
言ったけど...大正解。

何でかって(人1)は聞くだろ？

だって明日は

.........クリスマス。