検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:16,932 hit

山田くんに壁ドンされてみた。 ページ1

ふわっと春の暖かい風が通り抜ける教室で私は涼介くんを待っていた。

ガラガラッ

『わりぃ、お待たせ』


「ううん、大丈夫だよ」


サッカー部に所属している涼介くんは部活が終わった後すぐ着替えてきたのかまだ汗が残っていて、いつもより少し可愛く見える。


「ふふっ、まだ汗が残ってるよ?そんなに焦らなくても大丈夫なのに」


『早く(人1)に会いたくて…』


「っ///////はい、タオル」


『ん、(人1)が拭いて?』


「えっ?…もう、しょうがないなー」


とか言いながら拭いちゃう私は相当涼介くんが好きなんだな、なんて思って頬が緩む。


『ん?なーに、にやけてるの?』


「へっ!?あ、ごめんね。涼介くんの事考えてたら頬が緩んじゃった」


『あ、まーた涼介くんって言った。涼介って呼んでって言ったでしょ?』


ぶーっと頬を膨らませて話す涼介くんは小学生みたいで、また頬が緩む。


「い、言えないよ!恥ずかしくて…」


『ぶー。じゃあ…』


「へっ!?涼介くん…?」


私にジリジリと迫る涼介くん。
真剣な表情が少し怖くて、後ずさりしてしまう。
ある程度下がるとトンッと壁に背中が付く。
もう逃げられない所まで来ると涼介くんは壁に両手を付いて…壁ドン状態。

ドンッ


『…(人1)が涼介、好きって言わないと…キスしちゃうから。』


夕焼けに染まった教室で真剣な表情で私を見つめる涼介くんはずっと見ていられるほど綺麗で
、見とれていたら


『ほーら、早くしないとキス、しちゃうよ?』


「ふぇっ!?あっ、えっと、あの…」


『ん?なーに?ニヤリ』


「り、涼介?す、好きっ!///////」


『ふふっ、よーく出来ました』


ちゅっ


「んっ!?ちゃ、ちゃんと呼んだよ?」


『ご褒美のキス…』


「け、結局するんじゃん…///////」


『嫌だった…?』


「…っ嫌じゃない。///////」


『だろ?ニヤリ』


私の答えが分かっていて、わざと聞いてくる涼介.........ズルイ。


「…ばかっ」


『っ/////』


「は、早く帰ろっ?」


『うん。』



そっと繋がれた手に涼介の温もりを感じながら壁ドンもいいな、なんて思い頬を緩ませていた。




♡...山田涼介と壁ドン...♡

知念くんに甘えさせて貰ってみた。→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
17人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

有岡みゆき - 全部キュンキュンしました! (2016年4月17日 10時) (レス) id: e10c679a07 (このIDを非表示/違反報告)
白米王子 - 私は、伊野尾担なんですが、大ちゃんとってもかっこよかったです! (2015年11月22日 19時) (レス) id: 4697519197 (このIDを非表示/違反報告)
白米王子様#あずさ(プロフ) - 神月黎さん» コメントありがとうございます!お!本当ですか!裕翔くんのは自分で書いていて照れました(笑) (2015年9月22日 23時) (レス) id: 0418bb43c9 (このIDを非表示/違反報告)
神月黎 - 裕翔くんが特にやばい// (2015年9月22日 22時) (レス) id: b557673d46 (このIDを非表示/違反報告)
白米王子様#あずさ(プロフ) - くるすけ☆彡さん» コメントありがとうございます!凄く嬉しいです(o^^o)頑張ります♪ (2015年9月20日 12時) (レス) id: 0418bb43c9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白米王子様#あずさ | 作成日時:2015年8月28日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。