マイペース王子様に振り回されてます。*HSJ*

マイペース王子様 *32* ページ42

「寒いねー」


『寒いねー』

季節は寒い風が吹く冬。
寒いのがあんまり好きじゃない慧くんは耳まで赤くしてマフラーに顔を埋めていて、その姿は女の子顔負けに可愛い。

『ねー』


「ん、なに？」


『手、繋いでいい？』


「聞くなんて慧くんらしくない(笑)」


『えー、何それ。…じゃあ』


ぎゅっ


慧くんが繋いだ手と手から温もりが伝わってきてそれだけで体が温まったような気がした。


「慧くん手あったかいね？」


『まーね！ﾄﾞﾔ』


「ドヤ顔(笑)」


『(人1)は冷たいねー？』


「なっ、こ、心が暖かいんだもん！」


『ふふっ、じゃあ手が冷たい(人1)の為に温めてあげまーす』


「えー？どうやって？」


慧くんは笑いながら私の手を繋いだまま慧くんのダッフルコートのポケットにそっと入れた。
必然的に近くなる距離に私の心臓がバクバクしてる。(笑)


『あれー？(人1)顔赤いよ？ﾆﾔﾆﾔ』


「もう、分かってるくせに///////」


『かーわい♡』


「ばかっ///////可愛くないし」


『ばかだよー？でも(人1)は可愛いよー？』


おちゃらけて話す慧くんに自然と笑みがこぼれる。
もう、慧くんには適わないなー。(笑)


「ありがとう(笑)ねぇ、慧くん…？」


『なーに？お姫様？』


「…好き。大好き。」


『っ///////』


「な、何か言ってよ///////」


『(人1)が俺を大好きなのは知ってる。俺も大好き。愛してる。』


照れた表情から真剣な表情で答えてくれた慧くんにまた胸が高鳴る。


「慧くんは私をドキドキさせる天才だね？///」


『俺にしか出来ない技だね！』


「何それ(笑)」



慧くんの温もりが沢山感じられる冬は………

ちょっと好きかも。



ーあずさよりー
1600hit！ありがとうございます☆彡
相変わらずのマイペース更新で申し訳ないです(；＿；)

これからも頑張りますのでよろしくお願いします♡*.+ﾟ
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2015.8.29 白米王子様#あずさ

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