弱虫と長男が2人 ページ7
善逸side
Aと一緒に生き残った!
俺は凄く弱いから鬼が来る度気絶してしまったけど全部Aが倒してくれた。まぁ1度もAが鬼を倒している瞬間を見たことは無いんだけど。
生きてさえいればきっと見れるよね。
…俺は最初の任務で死んじゃうんだろうけど。
あ、そうだ。Aと一緒に任務に向かえばいいんだ。俺はAに守ってもらえるし一緒に行動出来る、一石二鳥だ。
これからを想像しにやけていると隣のAから心配をしている音がした。俺の心配??いや、違うよな。じゃあ誰?
「…炭治郎」
あの男か。
小さな声で呟いたつもりかもしれないけど無駄だよ。俺は耳がいいからね。
行かせない、グッと腕を掴むと不思議そうな顔でこちらを見る。
あ、言い訳考えてなかった。
その場で頭に浮かんだ言葉を並べてなんとか俺に注意を引きつけるよう仕向ける。
するとAは俺の頬に触れてくれた。
A!
俺の事が好きだから触れてくれてる!!もう結婚だ!!
横目で額に痣のある男の方を見ると妬みやら嫉妬やら物凄い音をたてながら俺を睨みつけていた。
残念だな、Aは俺のだから。
Aも俺のことが好きで相思相愛なんだ。
お前の入る隙はない。
+++++++
炭治郎side
最終選別を生き抜くとまずAを探した。
すぐに姿を捕えることが出来た。Aが俺を見つけ近寄ろうとすると金髪の男がそれを阻止した。
何をしてくれてるんだ。Aの意思で俺の方に駆け寄ろうとしたんだぞ。俺を心配して。なのになんでお前が邪魔するんだ。
挙句の果てにはAに頬を触られている。
ドス黒い感情を顕にしながら奴を睨む。あいつはこちらを見るとどうだと言わんばかりに笑ってきた。
A、そいつはダメだ。
お前に相応しくない。
Aの腕を引きご褒美の離しを持ちかけると何でもいいと言ってきた。何でもいい、なら…。
駄目元で接吻と頼んでみる。
あの男に見せつけられるよう今此処で、
「…目を瞑れ」
…!?
まさか…やってくれるのか?
俺、唇ガサガサだ…
緊張と期待でカチコチに固まってしまうがAはそんな事ガン無視で口をくっつけてきた。
…柔らかかった。
ドキドキしながらAを見るとAの肩越しにあの男の顔が見えた。無だった。
何も感じていないような顔。
ざまあみろ、Aは俺のだ。
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紅蘭(プロフ) - え、好き、、、続きが気になります更新待ってます!! (2021年2月21日 0時) (レス) id: b204aab9e2 (このIDを非表示/違反報告)
Tomimatsu - 更新待ってます!! (2020年8月13日 1時) (レス) id: 0f8420637c (このIDを非表示/違反報告)
しり - ヤンデレ愛されお願いします (2019年12月11日 1時) (レス) id: b21ae34836 (このIDを非表示/違反報告)
しり - オチ?そんなの全員闇落ち愛されですよ、やばい想像しただけで鼻血が、わかる人居る? (2019年12月11日 1時) (レス) id: b21ae34836 (このIDを非表示/違反報告)
たか(プロフ) - シオンさん» それがですね…決まってないんですよ…。何も考えず文字打ってるので…。オチこの人がいいな、という人がいらっしゃれば遠慮なく言ってください!! (2019年12月2日 6時) (レス) id: b143ac4ff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たか | 作成日時:2019年10月12日 23時