040 - 触れたい ページ41
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「うぅ〜……」
あれ……泣いてたらそのまま疲れて寝ちゃったのか。
日が沈んだのか部屋は真っ暗になっていた。
突然、身体がギュッと後ろから締め付けられる。
「きゃっ！！………なんで？」
？「バイト行く前に顔見にきた」
後ろを振り返らなくても分かる。私を抱き枕にしている人が誰なのか。
こんなことする人は1人しかいない。
「大ちゃん……勝手に入って来ないで。それに…近い」
…これじゃあハンバーグ店の続きになっちゃう。
大貴「触りたいって思ったらダメ？」
喋るたびに耳元で彼の温かい息がかかってくすぐったい。
「ちょっ、…お姉ちゃんはあっち」
あなたが触っていいのはあっちの部屋にいる人。
……本当は行って欲しくなんかない。
大貴「…………」
耳元にチュ、と口付けを落とされる。
「やっ！！」
大貴「俺が触りたいのは…Aなの」
「あっ………」
そんな甘い言葉、耳元で囁かれても許さないもん。
本当は………許してしまいたい。
服の上から私の身体を撫で始める彼。
太ももやお腹、胸をゆっくり往復する手に意識が集中してしまう。
なんだか変な気分になってくるのは、彼の術中にはまってる証拠。
「やっ、だいちゃん……」
大貴「ん？……ふふっ」
身を捩って名前を呼ぶと、彼は嬉しそうに行為を加速させていく。
服の下から手を滑り込ませてお腹を直接撫でられる。
「あ……」
思わずお腹を引っ込めた。
私の耳やうなじを背後から攻める大ちゃん。
仔犬みたいにぺろぺろ舐められるたびに、徐々に冷静な判断が出来なくなる。
頭では“ダメ”って思ってるのに。
身体が喜んでる。
“もっと触れて欲しい”って。
それは喉の渇きに似た異様な感覚。
喉がカラカラの状態で、目の前に水が入ったコップを見せられてお預けをされてるみたい。
今すぐ飛びついて飲み干したい。
大貴「………ダメだわ。もっと触りたい」
「だ……だめ……」
薄い壁を隔てた向こう側にはお姉ちゃんがいる。
大貴「ねぇ……触らせてよ」
切ない表情でそんなこと言われたら、もう拒否する勇気は無くなってしまった。
−−−−−−
＊作者より
この次のお話は大人向けverがあります。
読む方は→作品一覧ページから『Over and Over*大人編』を選択して『041-1** 声を我慢して…』をお読み下さい。
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もちもち(プロフ) - くれはさん» コメント有難う御座います。涙出そうなくらい嬉して執筆の励みになります！今後も楽しんで頂けるような作品を書けるように頑張ります(^ ^) (2019年9月8日 1時) (
レス) id: e43ac0a964 (このIDを非表示/違反報告)
くれは(プロフ) - 「雲の切れ間から」からもちもちさんの作品を読んでいます。もちもちさんが描く世界観や設定が本当に大好きで夢中になって読んでいます。これからも応援しています！ (2019年9月8日 1時) (レス) id: 2527cc3178 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - りおさん» 18歳未満の方にも楽しんで頂けるように意図的にページを分離している為、それを避けたいのです。作者都合で申し訳ありません。 ですが表示されず見れないのは悲しいです。マイページのR18コンテンツフィルタの設定はされてますか？ (2019年9月5日 5時) (レス) id: e43ac0a964 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - りおさん» コメント有難う御座います、大変嬉しいです。長文失礼します。 大人編へのリンクですが、貼りたい気持ちは山々ですが、占ツクのルール上、当ページも年齢制限ページに設定しなければならなくなります。 (2019年9月5日 5時) (レス) id: e43ac0a964 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - こんばんわ。いつも楽しんで読ませて頂いています(^^) 大人編が表示されないのですが次の更新の時で構いませんのでよければリンクを貼って頂きたいです(TT) (2019年9月5日 2時) (レス) id: ee188c657b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもち
| 作成日時：2019年9月1日 11時
