153 - 仲が良いのか悪いのか ページ7
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涼介「大ちゃん達、なにやってんの〜? 行くよ?」
車の後ろのドアを閉めながら私達に話し掛けてきた。
大貴「なぁ、今日の運転って山田だよな?」
涼介「へ? ……大ちゃんじゃないの? 運転別に嫌いじゃないでしょ」
大貴くんは、車の2列目に乗り込もうとしてる涼介くんの腕を掴んで制止した。
大貴「いやぁ、なんか酒がまだ残ってそうなんだよなー」
涼介「そんな酔うほど飲んでなかったじゃん」
大貴「飲んだ飲んだ」
涼介「いや、飲んでなかった」
大貴「お前、先に寝てただろーが」
涼介「知念から聞いたんだよ」
大貴「はっ、残念だったな。 知念も昨日はお前と同じタイミングで寝てっから」
仲が良いのか悪いのか…
もう見慣れてしまったけど、幼稚な言い合いをしている2人。
微笑ましい押し問答を繰り広げてる中で、侑 李くんが免許を持っていないことを知った。
旅行2日目にして、大貴くんと涼介くん以外に運転出来る人がいないことが判明。
ゆずは女子の中で唯一免許を持ってるんだけどペーパードライバーだから、突然山道を運転させるのは危険過ぎるので除外。
結局涼介くんが運転席に着いて、あれこれ言い合いながらその流れで大貴くんが助手席に座った。
涼介「大ちゃん寝んなよ」
大貴「はいはい」
涼介「絶対寝るよこの人……」
ゆずは安定して侑 李くんにべったりで、私はちょっと気まずい亜里咲ちゃんと、車の最後列に座った。
昨晩、どこに行こうかお酒飲みながら決めた観光地を順調に周っていくことに。
動物園のある大きな自然公園を歩いたり、駅前の大きなアーケード商店街でお土産屋さんをぶらぶら見たり、凄く楽しかった。
亜里咲ちゃんがハンドメイド用にシーグラスをもうちょっと集めたいらしくて、人が少なくてシーグラスが沢山ありそうな砂浜を探したりもした。
車酔いはなぜか昨日ほど酷くならなかった。
亜里咲ちゃんと大貴くんの関係が気になって、もやもやしていたのが車酔いを悪化させる原因だったのかも。
昨日の昼過ぎから降り始めた雨は朝にはすっかりあがって、今日1日はゆっくり観光することが出来た。
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もちもち(プロフ) - 有岡担さん» 『雲の切れ間から』シリーズで題名あってますよ♪ 続編の方に感想コメント下さった方ですよね^ ^ 有難う御座います、頑張ります! (2020年6月24日 8時) (レス) id: e672c225a3 (このIDを非表示/違反報告)
有岡担 - 雲の切れ間からというお話から読んでます!題名あってますか…?間違ってたら申し訳ないです!大人編も読みました。どちらも面白かったです!更新楽しみに待ってます!頑張ってください。 (2020年6月24日 2時) (レス) id: a06e75bb6c (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - なーさん» ありがとうございます!大丈夫です♪ ぜひフォローしてやって下さい^_^ (2020年6月23日 8時) (レス) id: e672c225a3 (このIDを非表示/違反報告)
なー - 最近読み始めました!Twitterは鍵垢(閲覧用)のアカウントでも、フォローしてもいいでしょうか? (2020年6月22日 19時) (レス) id: 6d51b7543f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちもち | 作成日時:2020年5月22日 23時