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170 - 怖がるのは当然 ページ24

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要冷蔵のお土産はひとまず冷蔵庫に入れさせてもらって、お母さんにはお友達の家に泊まることをLINEで連絡した。 特に何も言われなかったのは20歳超えたからかな。



「ニャゴさ〜ん大丈夫だよ。 出ておいで」


ニャゴ「……」


大貴「……静かだね」


「まだ警戒してるんだと思う」



カゴに入ったままのニャゴさん。まんまるの黒目が光ってる。 耳を伏せてる様子からして怯えてるみたい。



ずっと外で暮らしてたのに突然人間のいる屋内に連れてこられたら怖がるのは当然だよね。



カゴを開けっぱなしにしてしばらく様子を見ていたけど奥に縮こまって出てくる気配がないので、隅っこにそっとしておくことにした。






**






翌朝…
初めて来た大貴くんの部屋に緊張したり、ニャゴさんの様子も気になって全然寝られなかった。



ニャゴさん、カゴから出てきたかな…



ベッドから起きようと足を動かしたら、モフッ…と足首辺りに温もりが触れた。



「わっー!」


ニャゴ「んみゃあ……」


「ニャゴさんもぐってるの…?」



布団を捲って覗いてみると、丸まったニャゴさんが私の方をじっと見てひと鳴きした。



独りにされたと思って寂しかったのかな…



頭を撫でると目を細めてごろごろと喉を鳴らし始めた。



良かった……
昨晩に比べるとリラックスしてるみたい。



大貴「A、…起きた? おはよ」



部屋の扉がゆっくり開いて、大貴くんが入ってきた。



「ちょうど今起きたとこだよ」


大貴「うん、声が聞こえたから上がってきたの。 知念は昨晩遅い時間に帰ってきたから簡単に事情を説明しといた。 『今更追い出すわけにもいかないし仕方ない』って了承してくれたよ」


「…ありがとう。 私からもちゃんとお礼言わないと」



快諾ではなくて渋々…という雰囲気が侑李くんの言葉から漂ってくるけど、とりあえず良かった。



私が来年就職したらペットが飼える賃貸で一人暮らししてニャゴさんを引き取ろう……なんて、だいぶ先のことを考えていると急に何かに包まれて身動きが取れなくなった。



身体に回されている筋の浮き出た腕が見えて、ほんのり香った柔軟剤の匂い。



「大貴くん……?」


大貴「もう準備しないと学校間に合わない? お願い……ちょっとだけこうさせて」



ぎゅっと腕に力を込めて私を胸の中に閉じ込めた。



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設定タグ:有岡大貴 , Hey!Say!JUMP   
作品ジャンル:恋愛
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もちもち(プロフ) - 有岡担さん» 『雲の切れ間から』シリーズで題名あってますよ♪ 続編の方に感想コメント下さった方ですよね^ ^ 有難う御座います、頑張ります! (2020年6月24日 8時) (レス) id: e672c225a3 (このIDを非表示/違反報告)
有岡担 - 雲の切れ間からというお話から読んでます!題名あってますか…?間違ってたら申し訳ないです!大人編も読みました。どちらも面白かったです!更新楽しみに待ってます!頑張ってください。 (2020年6月24日 2時) (レス) id: a06e75bb6c (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - なーさん» ありがとうございます!大丈夫です♪ ぜひフォローしてやって下さい^_^ (2020年6月23日 8時) (レス) id: e672c225a3 (このIDを非表示/違反報告)
なー - 最近読み始めました!Twitterは鍵垢(閲覧用)のアカウントでも、フォローしてもいいでしょうか? (2020年6月22日 19時) (レス) id: 6d51b7543f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちもち | 作成日時:2020年5月22日 23時

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