149 - チェックアウト ページ3
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柚季「あ〜そういえばさぁ…」
「ん〜?」
鞄から取り出した服に着替えて、玄関近くの姿見の前に立って身なりを整えていた。
ゆずは既に着替えていて、化粧をしているところ。
柚季「大貴くんってさ……、童顔で子供っぽいのに結構良い身体してんだね♡」
その発言に、まるで頭を金槌で殴られたかのような衝撃を受けて、化粧をしているゆずのもとへ駆け寄った。
「…えぇっ?! みみ見たの?! なにをどこらへんまで?!」
柚季「ふふっ…、それは内緒〜♪ 大丈夫だよ、私は侑 李一途だし、このことは誰にも言わないから」
ゆずは鏡に映る自分を見たまま、リップを丁寧に塗って微笑んだ。
柚季「いやぁ…でも凄かった。 夜の大貴くんはめっちゃオスっぽいガツガツした感じなんだね……見ててこっちまでどきどきしちゃった」
「…………」
…恥ずかし過ぎて言葉が見つからない。
ゆずがいつの段階で起きていて、どこまで見てしまったのかは、それ以上訊かないことにした。
恐ろしくて訊けない…
自分がどんな感じだったのかうっすらとしか覚えてないし、思い出すのも恥ずかしい。
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支度を整えていると、部屋のインターホンが鳴って、玄関を開けると侑 李くんが立っていた。
朝食はホテルのモーニングビュッフェで、外の景色を見ながらゆったりと…と思ったらまさかの凄い霧で全面ガラス張りなのに一面真っ白だった。
ホテル代は、事前にゆずから聞いていたとおり1円も払わず、チェックアウトが済んでしまった。
こんな高そうなホテルに泊まったのに…
やっぱり申し訳なくて、侑李くんに何度か支払う意思を示したんだけど、しつこいんですけど…、って怒られちゃった。
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もちもち(プロフ) - 有岡担さん» 『雲の切れ間から』シリーズで題名あってますよ♪ 続編の方に感想コメント下さった方ですよね^ ^ 有難う御座います、頑張ります! (2020年6月24日 8時) (レス) id: e672c225a3 (このIDを非表示/違反報告)
有岡担 - 雲の切れ間からというお話から読んでます!題名あってますか…?間違ってたら申し訳ないです!大人編も読みました。どちらも面白かったです!更新楽しみに待ってます!頑張ってください。 (2020年6月24日 2時) (レス) id: a06e75bb6c (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - なーさん» ありがとうございます!大丈夫です♪ ぜひフォローしてやって下さい^_^ (2020年6月23日 8時) (レス) id: e672c225a3 (このIDを非表示/違反報告)
なー - 最近読み始めました!Twitterは鍵垢(閲覧用)のアカウントでも、フォローしてもいいでしょうか? (2020年6月22日 19時) (レス) id: 6d51b7543f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちもち | 作成日時:2020年5月22日 23時