147 - まどろみ ページ1
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旅行先の部屋でお酒を飲むのは、結構危ないことなんだと分かった。
外で飲むと終電を気にしなきゃいけないけど、そんなものはないからダラダラと飲んじゃう。
それと、酔ってもすぐ横になれるとゆう安心感・旅行中という高揚感もあって、飲み過ぎてしまったみたい。
「ん、…うぅ……」
寝てしまったみたい…
お酒が回ってふわふわとした意識。 身体全体が火照っていて、息も妙に上がってる。
目を覚ますとベッドに横向きになっていた。
そんなにお酒飲んだかなぁ…
皆の姿が見当たらないし静かだけど、2、3メートル先にあるベッドには誰かが寝ているのか、こんもりと布団が膨らんでいる。
あ、そっか…あれはゆずか。
あの子、酔っ払って持っていたコップに入ってたお酒をぶち撒けたんだよね。
そのまま倒れ込んで寝ちゃって…
皆でゆずを叩き起こして男性陣に担がれながら、女子部屋まで連れてきてもらって…
泥酔してる彼女を1人きりにするのは心配で、横にあるベッドで少し様子を見てたんだけど気持ち良くて、私も一緒に寝ちゃったのか。
「…っ?!」
チュ…、ていうリップ音が耳元で聞こえた。
首筋に何かが這う異様な感覚に、
「えっ……?」
大貴「ん、……あ、起きちゃった?」
囁くような声で話しかけてきた大貴くん。 なぜか私の真後ろにいた。
布団の中で背中に身体をぴったりと密着させてて、前に回されてる彼の腕は浴衣の中に入ってきていた。
お尻の辺りには明らかに固いのがグイグイと押し当てられている。
この状況…
それがなんなのかなんて…考えるまでもない。
「ちょっ…、なななにしてるの?!」
胸の辺りに差し込まれている彼の手を掴んで剥がそうとしたけど、大貴くんは至って落ち着いた様子で私の手を振り払うと逆に掴んで身体の横まで下げさせた。
大貴「シー……、あっち見てみ」
指差した方向を見ると、ゆずがちょうど寝返りをうってこちら側に身体をむけたところで、グゥ…、と立派な寝息をたて始めた。
「っ…」
大貴「うるさくすると……起きちゃうからね?」
そう言いながら、彼は手の動きを再開させた。
ーー
*作者より
この先、大人編へ続きます(執筆中)
大人表現苦手な方はそのまま次ページへ。
行為後(翌朝)の話になります。
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もちもち(プロフ) - 有岡担さん» 『雲の切れ間から』シリーズで題名あってますよ♪ 続編の方に感想コメント下さった方ですよね^ ^ 有難う御座います、頑張ります! (2020年6月24日 8時) (レス) id: e672c225a3 (このIDを非表示/違反報告)
有岡担 - 雲の切れ間からというお話から読んでます!題名あってますか…?間違ってたら申し訳ないです!大人編も読みました。どちらも面白かったです!更新楽しみに待ってます!頑張ってください。 (2020年6月24日 2時) (レス) id: a06e75bb6c (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - なーさん» ありがとうございます!大丈夫です♪ ぜひフォローしてやって下さい^_^ (2020年6月23日 8時) (レス) id: e672c225a3 (このIDを非表示/違反報告)
なー - 最近読み始めました!Twitterは鍵垢(閲覧用)のアカウントでも、フォローしてもいいでしょうか? (2020年6月22日 19時) (レス) id: 6d51b7543f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちもち | 作成日時:2020年5月22日 23時