080 - 探偵の性 - 侑 李side ページ33
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「……」
最近のコンビニって、迷惑行為防止の為に店員の名前は印字されてないんだよね。 多分、田舎のコンビニだからだろうな。
ソファから立ち上がり、事務所から一台のタブレットを持ってきて、顧客リストを開いてみることにした。
涼介「あのね、俺は散々『会わない方がいい』って前から言ってたんだよ……？」
僕が黙々と端末を操作している最中、何やら言い訳じみた説明を始めた涼介。
おにぎりを食べ終えて、結局さっき冷凍庫に突っ込んだパフェを持ってきて食べ始めた。
彼の口調から察するに、あのAって子に接触する前に大貴から相談されていたんだろう。
2人の関係から鑑みると、彼女に会う支援を涼介が裏でさせられてた… という可能性もある。
“レンタル彼氏” の契約に乗じて入手した、彼女の個人情報を確認すると、住んでいる場所はこのコンビニのすぐ近くだった。
彼女と会ってから、大貴の様子が明らかにおかしい。
この5年間、僕の知る限りではユキさんが殺されたあの事件のことしか頭に無かった大貴が、1人の女の子に執着するのは珍しい。
僕にとってのゆずちゃんみたいに、駒として使う為に愛でている子はこれまで何人も見てきた。 亜里咲ちゃんがその代表格。
なんで大貴が彼女に接触したのか…
本人から答えを聞く前に推理してみたくなるのは探偵の性なのかも。
あの事件に関与していたと思われる人物(重要参考人)をリストアップした名簿にも載っていた人物、
A 友之
苗字と住所が一致してる時点で彼女は、この人物と家族関係にあることはあらかた推測出来る。
「涼介、一応探偵の僕なりに彼女のことを推理したんだけど……聞いてもらっていい？」
涼介「……どーぞ。 でも手短にな。大ちゃん風呂から出てくるから」
「うん、…−−」
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もちもち(プロフ) - せりかさん» コメント頂けてると思わず御返事遅くなりすみません; わわ…せりかさん！だだ…だ大ファンです…！信じられない…有難う御座います！！(T-T) (2020年3月4日 12時) (
レス) id: e672c225a3 (このIDを非表示/違反報告)
せりか(プロフ) - こんにちは、初めまして。私は他の方のお話をあまり読まない方なのですが、もちもちさんのお話は文章が綺麗で楽しく読ませて頂いてますー！続き待ってますね。(^^) (2020年2月8日 15時) (レス) id: 02a6a09f83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもち
| 作成日時：2020年1月17日 23時
