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久保「元彼のことは吹っ切れた？」
「え、なんで私が引きずってる前提なんですか？」
久保「だって…こないだもそうだったけど、他のカップルを見てはどこか寂しそうにしてるし、俺が元彼の話を口にすると口数減るじゃん」
「えぇ？ そんなことないですよ。 ていうか、そういうのおかしいと思ったら言ってくださいよ！！」
ホットワインを飲んで身体もぽかぽかしてきたところで、時刻はもうすぐ22時。
明日は病院の診察に行くので有休。
久保「どうする？ もう1軒行く？」
「あ〜久保さん明日も会社ですしそろそろ帰りましょっか」
こうやって早く帰りたい雰囲気を出せるのも、久保さんだからこそ。 今の上司とかチームの先輩ならそんなこと言えない。
気を遣わなくて済む相手ってすごく楽だな。
少しお酒を醒ましてから電車に乗ろうということになり、賑やかな繁華街から海の見える大きな公園へ移動した。
この公園は端から端まで歩いているうちに隣駅に辿り着くらしく、一駅分散歩することにした。
この公園自体はクリスマスのイルミネーションが綺麗なわけではないけど、遠くに見えるクリスマスマーケットの会場やビル群の光が綺麗に見える。
「わ〜なんかこういうとこ、ロマンチックでいいですねぇ〜！！ …って、わわ…」
遠くの景色に見惚れていたら、足元の段差に気付かずこける私。
久保「ちょっと…大丈夫？」
興奮気味に少し早足になっていたわたしの斜め後ろから久保さんが歩いてきた。
お酒のせいか、ふわふわした足場を歩いてるようで真っ直ぐ立ってることが出来なかった。
ホットワイン飲み過ぎたかな？
酔ってるかも…と思い始めたら急激に足元がおぼつかなくなる。
よろけた瞬間、横にいた久保さんに腕を掴まれた。
久保「もう…酒には飲まれない歳なんじゃなかったっけ？ 電車でちゃんと帰れる？」
「ん……帰れます」
ちょっと小馬鹿にしたような久保さんの声のトーンにイラッとしつつ、掴まれた腕を振り払って立とうとして、結局バランスを崩して…
久保「あっ…ぶねっ！…も〜何やってんの」
(大貴「あっ…ぶねっ！…も〜何やってんの」)
「えっ……」
今……
いや、気のせいだよね。
久保「ほら、タクシー乗るよ」)
(大貴「ほら、タクシー乗るよ」)
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もちもち(プロフ) - かのんさん» ありがとうございます！感動して頂けたなんて…嬉しいです！いつか続きを書きたいと思ってます。私も無事に妊娠・結婚するエンドを読みたいですw (2020年6月11日 8時) (
レス) id: e672c225a3 (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - もちもちさん！お話全て読ませて頂きました！すごく感動してとても読み応えがありました！是非続編書いて頂きたいです。番外編でのお話楽しみにしてます！個人的にはこの後無事に妊娠してハッピーエンドのお話が読みたいです、w。待ってます！ (2020年6月10日 16時) (レス) id: 2bb2dfb322 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - 有岡担さん» ありがとうございます！心に響くものがあったのだとしたらとても嬉しいです(涙)近いうちにまた過去話とか書きたいなぁと思ってます^_^ (2020年5月11日 13時) (レス) id: e672c225a3 (このIDを非表示/違反報告)
有岡担 - もちもちさんのお話最高でした！読んでいてところどころ泣きました。感動しました。番外編楽しみに待ってます。 (2020年5月11日 1時) (レス) id: a06e75bb6c (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - 名無し24427号さん» ありがとうございます！番外編をいつか更新した際にはまた読んで頂けると嬉しいです！ (2020年1月1日 7時) (レス) id: e43ac0a964 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもち
| 作成日時：2019年12月22日 21時
