018 - 回想 涼介side ページ19
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- 涼介side
〜回想〜
「元気だった？ 大ちゃんとはうまくやってんの？」
酔っているからか、元気がないAちゃん。 隣に座る井上さんは他の人と盛り上がってる。
A「あ〜うん…ぼちぼち〜」
「大ちゃんと結婚すんの？」
芸能人と付き合ってるわけだし、こういうこと訊いても答えてくれないかな、って思ったのに…
“結婚”
俺や皆の口から出てくるその言葉にいちいち反応していたAちゃんは、俺から直接訊かれた瞬間、寂しい表情になった。
A「あ………それは…」
「……ごめん。 大人の事情で言えない感じ？」
A「そうだね……出来ることならしたいね、って話してるんだけど」
踏み込んじゃダメな雰囲気が伝わってきた。
“出来ることならしたい”
その言葉で、なんとなく察した。
少し目をうるませてるのは酔ってるからかな。 それとも俺は触れちゃいけない話をしたのかな。
「まぁ、なんかあったら言ってよ。 愚痴を聞くことくらいしか出来ないけど、周りに言いふらしたりしないし」
A「ありがと……」
ーー
そのあと2時間くらい飲んで、時刻は深夜0時過ぎ。
終電が無くなるから、千鳥足で皆駅へと向かう。
ちょうど最寄駅が2つあるような微妙な場所の店で飲んでたから、散り散りになる皆。
侑李「大貴、車で迎えに来るってさ。もうこっち向かってるみたい」
知念の奴、1時間くらい前からずっと電話かけたりスマホを気にしていたけど……そういうこと？
侑李「ごめん、紗奈を送らないと行けないから、大貴が来るまで一緒にいてあげてくんない？」
「あぁ…いいよ」
さっきから道端で吐いてグロッキー状態の井上さん。 知念が駅前まで送ってあげることになったみたい。
それから20分くらい経って、立ったまま器用に寝てるAちゃんは俺に寄りかかったまま寝息を立ててる。
長い睫毛、赤い頬、お酒が入ってるからか少し息が荒くて……
うわ…
これは放置したらその辺の男にお持ち帰りされるわ。
知念や井上さんがやたら警戒してたのも頷ける。
一台の黒いセダンが俺の前で停まった。
運転席から降りてきた、見覚えのある雰囲気の人物。
繁華街のど真ん中だからか、黒いキャップとマスクをつけてたけど、俺に近寄った時にそれを外して顔を見せてくれた。
「大ちゃん……」
大貴「久しぶり……10年ぶりだよな？」
.
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あかね - もちもちさん» 切なめのお話は大好きです(/ω＼*)何だろ…切なめな話は落ち着くし…展開が気になる…んですよね。私はちびーずが好きです(*´-`)この作品はちびーずが出てるので最高です笑 (2019年12月6日 14時) (
レス) id: 01d40f01a0 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - あかねさん» ありがとうございます！『待ってた』という言葉を頂くととても嬉しいです。切なめなお話ですが今後の展開ご期待ください(^ ^)応援有り難うございます！ (2019年12月5日 21時) (レス) id: e43ac0a964 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - もちもちさん» 続編を待ってました！もちもちさんが作るお話は素敵で感動して…大好きです♪やっと付き合った大ちゃんとの恋…2人は結婚するのか…子供が生まれるのか…とても楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年12月5日 21時) (レス) id: 859480f15a (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - けいとるさん» ありがとうございます。とても嬉しいです。今作は初作品の続編なので感慨深いです…頑張ります！ (2019年12月3日 10時) (レス) id: e43ac0a964 (このIDを非表示/違反報告)
けいとる - もちもちさん» 分岐のお話キュンキュンが止まりませんでした！続編待ってました！頑張ってください！ (2019年12月3日 0時) (レス) id: 28ae4d748b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもち
| 作成日時：2019年11月29日 21時
