B-25 ページ4
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我ながら単純な女だと思う……
(大貴「女としていっつも見てんの。ーー」)
(大貴「わかった？
恥ずかしがることないの。 全部好きなんだから」)
昼休みに聞いたお兄ちゃんの声がずっと頭の中でループして、授業に集中出来なかった。
ふと気が付けば、帰りのホームルームが終わって皆が席を立ち始めていた。
侑 李「は、何その顔」
人の顔を見てちょっとひいてるちーちゃん。
「酷い……なんてこと言うの」
侑 李「だって……ニヤけてんだもん」
私ニヤけてた？ 仕方ないよ。
ちゃんと付き合ってるか確認したら、
もちろん、って即答してくれたんだもん。
たったそれだけで失くしかけてた自信がだいぶ戻った。
お兄ちゃんは私のこと好きでいてくれてる、って。
穂花「ゆーりもAも部活だよね？ 先帰るね〜」
涼介「あ、穂花一緒に帰ろ！ なんか最近この辺りに痴漢出るらしいよ」
穂花「だいじょぶだよ！ 私触られた瞬間取っ捕まえる！」
侑 李「危ないからやめて。 ごめん涼介、駅までこの子お願い」
涼介「おお、任せとけ」
意外に穂花も涼介も、お兄ちゃんとのことについてあれこれ訊いてくることはなかった。
ちょっとショックな光景を見ちゃったから、気を遣われてるんだろうけど……
ーー
侑 李「……大貴と仲直りしたんだ、どうりで」
部活が終わって、2人で最寄駅まで歩いていた。
「うん……ふふっ、」
侑 李「はぁ……心配して損した」
私がデレデレしてるから完全に呆れてる。でもなぜかホッとしてて嬉しそう。口元綻んでる。
「そいえば、ちーちゃん手首捻挫してるのに部活大丈夫だったの？」
侑 李「あぁ。 軽いメニューだけこなしてあとは見学してた」
階段で駅のホームに上がったタイミングで、家と反対方向の電車がやってきた。
「…………今日、こっち行く」
侑 李「へ？ ……あぁ、そゆこと？
うん、じゃあね」
塾ある時は遅くなるから行かない、って朝お兄ちゃんに言った手前、気まずいけど。
今日はお兄ちゃんの所に行ってあげようかな、
……なんてちょっと上から目線。
久しぶりにキスされて抱きしめられたらやっぱり嬉しくて幸せで……
一緒にいたくなっちゃった。
駅前にあったスーパーで買い物して、お母さんから教えてもらった住所を頼りに伯母さんの家に向かった。
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もちもち(プロフ) - けいとるさん» ありがとうございます！大ちゃんがカッコいいと言って頂けてとても嬉しいです。分岐も楽しんで頂けて幸せです。この先もお楽しみ頂けるよう頑張ります^ ^ (2019年11月20日 22時) (
レス) id: e43ac0a964 (このIDを非表示/違反報告)
けいとる - 知念ちゃんの方も読んでます！自分で選べるっていうのが楽しいです！これからも頑張ってください！ (2019年11月20日 22時) (レス) id: 28ae4d748b (このIDを非表示/違反報告)
けいとる - はじめまして！この作品とても好きで大ちゃんもカッコイイです！ (2019年11月20日 22時) (レス) id: 28ae4d748b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもち
| 作成日時：2019年11月15日 22時
