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結婚式直前。
チャペルの扉の前に並んで立つ私と大貴。
チャペルの入口にある大きな扉の向こう側には、家族と親戚達が私たちの入場を待ってる。
「緊張してきた」
大貴「うん、俺も。 おかしいよね、身内しかいないのに」
ははっ、て笑う大貴は全然緊張してるように見えなかった。
歯を見せて笑う明るい笑顔は優しい微笑みに変わり、私の方に身体を向けて頬を両手で包み込んで見つめた。
周りにスタッフや介添の人がいるのに気にしてないみたい。
「ん……?」
大貴「…キスしてもいい?」
また私の唇を目を細めて見てくるから、恥ずかしくて一気に体温が上がった。
「っ、ダメ。 なんで今なの」
大貴「ふふっ、冗談だってば」
そう言って私の頬にキスをした。
「っ……」
ふと、高校の頃をまた思い出した。
2人の関係が寸前まで壊れかけたあの日のこと。
(「ペアリング……私のために。
お兄ちゃん、私も言いたいことがあるの、」)
ペアリングを買うことを考えつくなんて……当時のお兄ちゃんは可愛かったな、って今は思う。
でもそれは、残りの学校生活で『兄妹じゃなくて恋人』なんだって私を安心させてくれる大切な宝物になったの。
(「今まで散々不安な思いした。
なんで “妹” なんだろう、って苦しんだ。
でもね、どんなに不安で苦しくても…」)
『お兄ちゃんを好きって気持ちは、
揺らがなかった』
『だからお兄ちゃんも
ずっと私のこと好きでいてね』
大貴『うん、約束する…
俺も…ーー』
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もちもち(プロフ) - けいとるさん» ありがとうございます!大ちゃんがカッコいいと言って頂けてとても嬉しいです。分岐も楽しんで頂けて幸せです。この先もお楽しみ頂けるよう頑張ります^ ^ (2019年11月20日 22時) (レス) id: e43ac0a964 (このIDを非表示/違反報告)
けいとる - 知念ちゃんの方も読んでます!自分で選べるっていうのが楽しいです!これからも頑張ってください! (2019年11月20日 22時) (レス) id: 28ae4d748b (このIDを非表示/違反報告)
けいとる - はじめまして!この作品とても好きで大ちゃんもカッコイイです! (2019年11月20日 22時) (レス) id: 28ae4d748b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちもち | 作成日時:2019年11月15日 22時