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B-9 ページ29

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ちゃんとお兄ちゃんに確認するべきだよね。



だって、今はちゃんと付き合ってるんだもん。



A今日か明日、そっちに泊まりに行っても良い?



流石に急に今日泊まりに行くのはダメか……
メッセージを送った後にそんなこと考えてたけど、



大貴今日は遅くなりそうだし、明日は塾だけどそれでも良ければ…



いつ来るの? 的なことを言っていた割になんだか素っ気ない返事。



Aそっか



毎晩電話してるし……もうじき冬休みなんだから無理して会いに行くこともないよね。



穂花「ねぇ、隣駅にパンケーキの店出来たの知ってる? 涼介と行くんだけど一緒に行かない?」



甘い物大好き同盟を組んでる穂花と涼介。



ちーちゃんは、穂花が涼介とふたりでスイーツ食べに行くことに関して特に妬いたりしないらしい。



ヤキモチを妬く基準って人それぞれだなぁって感じた。



穂花としては、さっきのマネージャーさんみたいな身体的な接触がアウトなんだって。 2人きりでしゃべるのは仕方ないとしてるみたい。



私は……どうだろう。



ーー



結局、半ば強制で穂花と涼介と共にパンケーキ屋に連れて行かれた私。



涼介「A、夕飯とかお野菜もちゃんと食べんだよ?」


穂花「はははっ! それ侑 李の真似?」


涼介「いや違う違う、知 念も言いがちだけど、これは大ちゃんの真似」


「ぷっ……」



危うくパンケーキを吹き出しそうになった。なんか最近こうやって皆からいじられるんだよね。



「あ……あのね、私……」



言うべきか……すごく迷う。



お兄ちゃんとは血が繋がってない兄妹で、本気で交際してること。



「あのね、真剣に聞いて。 私、お兄ちゃんと……」


穂花「あれ? あ〜っ!!」



早速話を聞いていない穂花。 突然立ち上がって店内に響くくらい大声で叫んだ。



「うるさいよっ! どうしたの?」

涼介「あっ……ねぇ、あれ」



穂花と涼介が窓ガラスの外を指差すからそちらの方向に目を向けた。



そこにはアクセサリーショップがあった。



お兄ちゃんと実優先輩、そのほかに2人うちの学校の制服を着た生徒がお店から出てきたとこだった。



穂花「あれ、前にAのこと呼び出しした先輩じゃない?」


涼介「あぁっ! あいつか!」



よく見てみたら、確かに以前私のことを呼び出した佐藤先輩がいた。



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作者名:もちもち | 作成日時:2019年11月2日 22時

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