【ヘタリア】いじわるメリカと同棲中【アメリカ】

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『………まだ買うの?』


「当たり前じゃないか!!こんなんじゃ足りないよ!」



スーパーに着き、中でいろんな物を買う。



かごの中には、お菓子から肉類や飲み物まで、大量に入れられていた。


私はこんなに食べないけど、アメリカと生活するには、これくらい買わないと駄目…。




『カロリーとか考えてるの?』


「いやぁ〜、その食べ物作ったことないんだよね〜」



『え、いや、、食べ物じゃなくて…』



「今度作り方教えてくれよ!」


『え、、いやっ、だから…』




コイツにはカロリーと言うものが何かわかっていないみたいだ。


そりゃ、メタボになるわけだ……。


あ、最近はメタボじゃなくて…筋肉が重いだけなんだっけ?


あれ、アメリカって…メタボなの?
マッチョなの?




「なんだい…?さっきからじろじろと…」


『な、なんでもないっ!』




レジに並び、お財布を取り出す。


順番がくると、レジの奥さんがニッコリ笑ってくれた。




「お似合いですね」


『え?』



「あら、カップルじゃないんですか?」




レジの奥さんは、お財布を持つ私の手を指さした。



私の指には、シルバーの指輪がはめてある。




『あ、これは違いますよ!家族からもらった物でして…』


「あれ、俺は渡した記憶ないぞ?」


『兄貴からなの』


「勘違いでしたか…、すみません…」




店員さんは私達のやりとりを見て、誤解が解けたみたい。


まぁ、必死に私が否定したのもあるかもだけど。



そう言えば…「家族」ってアメリカも一応入るのか…。


私の弟にあたるのよね…。



忘れてた……。


コイツと姉弟なのを…。




「大丈夫かい?顔が赤いんだぞ」


『えっ……あ、たぶん寒いからよ!』


「そ、そうかい…」




袋詰めしていると、ビニール袋が破けた。


あー……完全に私動揺してる。



彼が弟って忘れてたけど…


私……弟にときめいてたなんて…。



イギリスと変わんないじゃん…。




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