悪魔に恋されてプロローグ (ページ24)

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後日談４ページ24

ASide

悪魔は去る際に悲しそうな顔をしていて

『いつか迎えに行く』

と言っていた

私は怖くなりすぐにナースコールを押して

さっきまでの事を話した

だけど、誰も悪魔の事は信じてくれないと思うからそれだけを伏せた

全員が声を揃えて「奇跡だ！」と大喜びしていた

そして退院の日…

『短い間ありがとうございました』

看護師「いえいえー早く治って良かったですね、これ花束です」

『ありがとうございます』

私は他の看護師さんにもお礼を言ってから病院を後にした

その花束を抱えてある場所へと向かう

…

…

その場所とは彼と会う約束をした星が綺麗に見れる場所

実は退院が決まってからもずっと彼は病院に来てくれなかった

治す約束を守りたくて必死に探しているんじゃないかと…

だから…この花束をこの場所に置こうと思ってここに来た

しゃがみ込んで置こうとした時、

花束からメッセージカードが落ちてきた

あれ？看護師さんからのメッセージカードは全部拾ったはずなのに…

と思いつつもメッセージカードを拾うと……

A
退院おめでとう
また出かけたりしよう

これだけしか書かれていなかったけど

誰が書いたかはすぐに解った気がした

私はその人が現れる事を信じて

家に帰った