二人のゲーム

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『か、彼氏……！？何言ってるの…』

なんなんだ、一体

この短期間であの二人に告白されるなんて…

雄太「何言ってるの…はこっちのセリフだ、ずっと前から付き合っているのに浮気なんてどういうつもりだ」

話が噛み合わない…

まず私は雄太に告白なんてされていない

一輝に告白された時だって…それらしき発言はしてなかったはずだし…

男子「Aちゃん…逃げようよ」

確かに…力的にこれは負けてしまう

だけど……

このまま逃げればゲーム的にバッドエンドじゃないか？

いや…そんなこと言ってる場合じゃないか…

『うん、逃げよう』

そう言って後ろにある扉に向かって走る

距離は大体見た感じ５ｍくらいのはず

これならいけ………

「つーかまえた」

その発言の直後、私は思いっきり転んでしまった

男子「Aちゃん！！」

まずいまずい…！

ああ…私の人生が…

そう諦めて目をつぶる

…

…

…

あれ？い…生きてる？

ゆっくり目を開けると

目の前にいるのは

頬がほんの少し切り傷がついていたけど私を守ってくれた

一輝がいた

『一輝！』

一輝「いくらお前でもAを傷つけるなら許さない」

雄太「理想のA以外は許さない、それだけ」

親友であると噂で聞いていていつも一緒にいる二人が

初めて喧嘩しているところをみた…


一輝「先に行ってて、A、後で迎えに行くから」

雄太「いや、俺が迎えにいくから待っててね」

私は怖くなって班の男を連れて学校から逃げ出した

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