俺の彼女にしたい

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淳said
指定された時間より早く来たせいかまだクラス奴等は来ない

まぁ遅刻しようが俺にはどうでもいい



それよりAと一分一秒でも長くいたくて
俺が遅刻して彼女との時間を短くするのはとても嫌だからね…

淳「アハハ……Aまだかな…」

俺は小さくそう呟いた

…

…

…

…

…

…

…

…

…遅い

どうしたんだろう、もう15分前なのにまだ来ない

来る時に石につまずいて綺麗な足を傷つけてしまったのかな…
もしかして、迷子になってしまったのかな…
それとも、具合が急に悪くなってしまったのかな…
いや、考えたくないけどもしかして「誘拐」…！？





きっとそうだ！助けに行かないと…！！
そう思い探しに行こうと思ったその時

誠一「ごめんー遅れたー」

チッ なんだ、誠一かよ……ん？

あいつが誰かと手を繋いでる…？




…………A！？
手を握ってるって事は……
あの野郎…Aにひどいことする気かっ！！
Aは騙されてるというのに幸せそうに笑っている
ダメだよ……Aがこのままじゃ誘拐される……




助けなきゃ…今正常なのはこの世界で俺ただ一人…
そして、俺はAにとって良い人だから…

俺は覚悟を決めてあの野郎に近づく

淳「……誠一、Aに近づきすぎAが困ってるよ」

イライラが止まらないけどここは抑えなきゃ……
Aに嫌われれば俺は……

誠一「多分それは淳がいきなりAのところに来るからだよ」

…

…

……プツンッ

は？それはお前が狂ってるから俺はAを助けに来たのに何言ってるんだ…
やっぱりA以外は狂ってる、狂った酷い色に染まっている
誠一も染まってしまったのか…残念だ…

なら、お前は今日からは俺の敵か…ハハッ

…それに
見逃さないよ？今Aの綺麗な手に赤い跡が見えた…

淳「それにAの綺麗な手が赤くなってる……おい、お前だろ？誠一」

Aが一人あたふたしている

あぁ、可愛いな…
俺の為にそんなに考えてくれるなんて……

やっぱり大好きだよ…A
好きでは足りないくらい

だから、待っててね…

俺が君をあんな変な奴等から守ってあげるから…

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