【刀剣乱舞】魔女、元ブラック本丸の審神者です。 (ページ8)

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騙されている　鶴丸side ページ8

薬研「鶴丸の旦那、まさか本気で行かないつもりか？」

燭台切「みたいだよ。さっきの会合からずっとあぁでね」

伊達部屋にて。あの会合の後自室から出ないでいたら、何やかんや理由をつけていつの間にか織田組の奴らが集まっていた。

宗三「相変わらず騒々しいですね。少しは静かに出来ないんですか？」

嫌味ったらしく言ってくる宗三。

長谷部「いつまで駄々をこねているつもりだ。貴様は赤子なのか」

俺に対する愚痴を零しながらも書類に書き込む手を休めない長谷部。

「何だ何だ。君だってあれだけあの審神者を毛嫌いしていたくせに、正式に此処の主となった瞬間に書類を手伝っているじゃないか。随分と速い掌返しだな」

長谷部「新しい主が決まったら、素直に従うのが刀の性だろう」

鶴丸「だけど俺たちは今、自分の意思で言葉を話し、触れることが出来るんだ！物だった頃とは違うんだぞ！なぁ！伽羅坊！」

大倶利伽羅「……どうでもいい」

同意を得るために抱擁しようとするが、伽羅坊はその前に部屋を出て行ってしまった。

どうせ他の刀は騙されているに違いない。

燭台切「ほら鶴さん、おやつのいちご大福いらないの？」

薬研「俺っちが食っちまうぞ？」

「いや、いるさ」

光坊お手製のいちご大福を口に含む。

ふん。いいさ。俺があの審神者の正体を暴いてやる。どうせ上辺だけだ。すぐに化けの皮が剥がれるに違いない。