君と僕とがツナガラナイ訳【黒子のバスケ】

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「火神くん。」


．


――…またっス。


オレは隣の面で準備をしている他校生徒の固まりをみた。


そこでは、よく知る顔がこれまたよく知るもの同士、仲睦まじき光景を繰り広げていた。


思わず胸がチクリと傷んだ。


．


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オレが居るのにもかぎらず、さっきから火神っちのことばかり。


…まあ、彼女が自分に気を持っていないことは、自分が痛いくらい分かってるんスけどね。


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彼女は誠凜、


対してオレは海常…


分かってたことだけれど、悔しい。今だけは、中学時代仲のよかった黒子っちも正直憎い。


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―――「きぃくん」。


そう呼んでくれていたあの頃は、誰より彼女に近かったのは自分。


なんでオレじゃないんスか。


どうして他の奴とばかり話すんスか。


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どう足掻いても、出てくるものは自分の醜い"嫉妬"。


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*****


…すいません(．．;＿)
実はｼﾘｱｽという展開。
頑張って甘入れます.


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