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仁兎side
おれたち5人は、自己紹介が終わったあとユニットについて話し合ったんだ。
名前は"Ra*bits"！
ふふん、可愛いだろ？
1年生が圧倒的に多いし、雪ちんもほとんど1年生みたいなもんだし……
おれも雪ちんも、ほかの3人もどちらかといえば小さくて可愛いタイプだからな！
うさぎたち、って名前に合ってるだろ？
中々センスあると思うんだ。
今は、1年生組がユニット衣装について話してるとこ。
ずっと室内にいた雪ちんが、久しぶりの屋外でちょっと体調崩したみたいでさ。
おれと雪ちんは日陰で休んでるんだ！
ちょっと離れたとこで、1年生組がわいわい楽しそうに話してる。
それを見つめる雪ちんは、幸せそうで楽しそうで嬉しそうで…
だからおれの口から、ぽろっと疑問がこぼれ落ちた。
仁兎「…なあ、雪ちん」
『んぅ？』
ちょっと青ざめた顔に浮かぶ汗。
それをとんとんっと拭ってあげたら、困った顔をされた。
仁兎「雪ちんは……外に出たいとは思わなかったのか？」
それを口に出した時、雪ちんの眉がちょっと上がる。
それを見ておれは"やっちゃった"って思ったんだ。
だって…ずっと閉じ込められてたのに…そんな事を言われて怒らないはずがないだろ…
いつもにこにこ笑ってる雪ちんが怒るのを想像して、おれは思わず首をすくめたんだけど。
…でも、雪ちんから紡がれたのは違う言葉だった。
『んー…僕は別に構いませんでしたよ？』
仁兎「…へ？」
きょとん、とした顔で雪ちんがおれを見つめる。
…構わなかった…？
仁兎「…な、んで」
『昔からずっと…僕の世界は狭かったから、ですかね。……僕の世界は…ずっとずっと前から、閉鎖的でした』
そう言う雪ちんが、また困ったみたいに笑った。
『お兄ちゃんにくっついてこの夢ノ咲学院に来て、わたる先輩と出会って…また世界は小さくなってしまったけど』
そういう雪ちんは、目を伏せた。
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海月(プロフ) - 久々の更新とても嬉しいです！作者様のペースで大丈夫ですのでお身体に気をつけて更新していってくださいね！応援しております！ (12月12日 17時) (
レス) id: 35dd37fd2f (このIDを非表示/違反報告)
Lemon!?(プロフ) - 久々の投稿めちゃくちゃ嬉しいです！応援してます!! (12月12日 0時) (レス) @page35 id: 1d8fe9d267 (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - いちごみるくさん» 本当にお待たせしてしまって申し訳ないです…頑張ります！ (11月22日 17時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - ハルさん» ありがとうございます！ゆっくりですが、よろしくお願いします！ (11月22日 17時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - 久しぶりの更新に大歓喜です！ありがとうございます！魚さんの書く小説本当に全部好きです！続き楽しみにしています！ (9月21日 18時) (レス) @page33 id: de7f25a96e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魚
| 作成日時：2021年12月16日 20時
