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異世界(1) ページ28
「……中也」
『おう。どうした?手前からかけてくるなんて珍しいじゃねェか』
私はその夜、中也に電話をかけていた。
安心したかった。
私の居場所は彼の隣だって。
『…A?』
「…あのね、今日………太宰さんに会ったの」
『……………はァ!?』
「勿論、任務でだよ?それでね………言われたの」
"君は、何時まで闇にいるのだい?"
あれから、私の頭の中を駆け巡る言葉。
闇。
闇?
何処が。
マフィアが?
「ねぇ、私は………」
『手前の居場所は此処だ。此処以外の、何処でもねェ。そうだろ?』
「…うん」
『成る可く早く帰れる様にする。…もう一寸待ってろ』
「………ん」
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作者名:コレット | 作成日時:2018年8月4日 20時