【あんスタ】偶像崇拝Ⅲ (ページ47)

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『えーと…お邪魔しま＿＿＿』

レオ「A～～～っっ！」

『っぶ…！』

扉が開いて車椅子が姿を現した途端、月永センパイがにいさんに抱きつきに行っタ。

夏目「ちょっト！にいさんが困ってるでショ！？」

必死になってにいさんから月永センパイを引き離そうとしたのニ、Aにいさんは声を上げて笑っタ。

そんなふうに笑うAにいさんは初めてデ、ボクは思わず体を固めてしまっタ。

『はは…っ！もう、レオ……！いきなり来たらビックリするでしょう？』

レオ「だってAとはやく会いたかったから！」

『だとしてもです馬鹿。また心臓おかしくなって入院したらどうするんです？』

レオ「う…ごめん…」

くすくす笑いながら月永センパイの頭を撫でるにいさんの顔色はとても良くテ、ちょっと安心しタ。

ふっと顔を上げたにいさんの蒼い瞳と目が合ウ。

『お久しぶりです、夏目。元気でした？』

夏目「エ、ア…うン。元気だヨ♪にいさんも調子良さそうだネ」

月永センパイを引き剥がしてにいさんの車椅子を部屋に入れてあげタ。

Edenノ……なんだっケ、漣ジュン？が持ってきてくれたにいさんの荷物出してしまっテ……

そうしている間ニ、月永センパイがにいさんを抱き上げてベッドに運んでタ。

………その役はボクがやりたかったのニ…

まァいいヤ。

明日からはボクが出来るしネ♪

『それにしても…レオと夏目と3人部屋ですか……楽しみですね』

夏目「まァ、そんな月永センパイはまた明日から海外だけどネ」

そう言えば目に見えてしょんぼりするにいさんが可愛イ。

月に1回、いや、1週間に1回は帰ってくるから～っ！

いや帰ってきすぎですから。

なんて会話する2人はやっぱり親友って感じの距離感デ。

…………それがちょっと羨ましくなったのは内緒だヨ。