【あんスタ】偶像崇拝Ⅲ (ページ11)

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？「ちょっとぉ！どこ行ってたわけぇ！？このおたんこなす！」

レオ「あ、セナだ！やっほ～☆」

？「はぁいやっほ～…じゃなくて！」

綺麗な銀髪をした奴が月永に怒鳴り散らしてる。

…俺怒鳴るやつ好きじゃないんだけど。

しかも俺の場違い感が否めない。

グッバイ俺の静かな放課後。

？「っていうか、こいつ誰なわけぇ？……割と綺麗な顔してるけど。あんた、名前は？」

ほんとどいつもこいつも……

まずは自分から名乗るって知らないの？

レオ「こいつ、Aって言うんだ！A、これがセナ～☆良い奴だぞ！おこりんぼだけど」

泉「これって言わないでくれるぅ～？チョ～うざいから」

…ああ、その口調。

隣のクラスの瀬名泉か。

確かモデル…なんだっけ？

興味無いからどうでもいいけど。

勝手に名前言われたし。

こうやって個人情報が漏れていくのか……

ため息をついて椅子から立ち上がる。

レオ「ん～？どっか行くのか、A！おれも連れてって～」

『どこ行くの、って…帰るしかないだろこの時間なら。あ、そのペンあげるからついてくんなよ』

じゃ、と荷物を持って昇降口に向かう。

後ろから月永が何かを言ってたけど聞こえない。

いや、聞きたくなかったのかもしれない。

もう二度と会いたくないなぁ……なんて思いつつ俺はガーデンテラスを後にした。