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emside
Aさんが帰ってきてくれた。
もう二度と会うことはないだろうと思っていたから、緩む頬が抑えられない。
この空間に来た時、ほっと緩んだ彼女の表情に、誇らしくなったのを覚えている。
見たか、と他の種族に言いたくなった。
彼女にとって、Aさんにとって私の傍は、安心出来る場所なのだ！と。
けれど………どこかもやもやする。
だって、このまま
元より私が彼女の手を離したのは、彼女の幸せを願っての事だから。
でも、彼女は戻ってきてしまった。
どうすればAさんが幸せになれるんやろ…
なんて考えながら、精霊と森で遊ぶAさんを視界に入れた。
楽しそうに笑って精霊と遊ぶ彼女は綺麗で、可愛くて。
ずっとここに居ればいいのに、なんて思ってしまった。
というか、もう二度と手離したくないんやけど。
1度は手を離した。
でも、彼女は帰ってきた。
ならばもう遠慮はいらないんちゃう？
このまま自分のものにしてしまえばいい。
花嫁伝承の終わりは………確か指輪の交換だったはず。
ならば、自分の唯一の武器である頭脳を使って指輪を交換してしまえばいい。
〈これ、お互いに付けあったら綺麗じゃないですか？〉
なんて言って。
ああでも…彼女は聖職者だから
〈これを付けていれば魔除けにもなりますよ、私とお揃いなんですけどね〉
って言えば彼女は簡単に付けてくれそうやな…
よし、それでいこう。
そうしたら彼女は私の元にいる。
彼女も悪魔達に弄ばれずに済むし、なにより私が彼女の傍に居られる。
万々歳だ。
ここまでノンストップで考えて、ぞくりとした。
今まで私はこんな事を考えたことあったか？
存外、自分も異界の住人なんやな…
けれどそれでもいいでしょう？
自分の好きな相手をここに置けるんだから。
もう二度と手放しはしませんよ、Aさん。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
更新くそ遅くて申し訳ないです…
それから、暫くかけていなかったので口調等がぐちゃぐちゃだと思います。
申し訳ありません……
何かおかしな所等ありましたら、コメント頂けると嬉しいです。
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魚(プロフ) - もも王さん» ありがとうございます！ (2020年6月18日 18時) (
レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
もも王 - 魚さん» いえいえ！推しはもちろん好きですが、この作品も大好きなので応援しています！結構初期の方から見ていたので、これからも頑張ってください！ (2020年6月18日 16時) (レス) id: ddd6641eac (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - もも王さん» うあー…なんだか申し訳ないです…あともう少しで完結すると思うので、これからもよろしくお願いします… (2020年6月18日 7時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
もも王 - Ohh・・・推しが二人も娶らない宣言してしまった・・・。それでもいい！見続ける！！頑張ってください！ (2020年6月18日 7時) (レス) id: ddd6641eac (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - 理央さん» いやぁ、なんかこの2人はセットかなぁ、なんて思ったので←ありがとうございます！ (2020年5月14日 16時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魚
| 作成日時：2020年4月23日 11時
