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あの長めの前髪から覗く切れ長の目。

笑うとくしゃっと細くなって、綺麗な翡翠色が見えなくなる。

その目を彩る涙黒子はあんなにも色っぽかっただろうか。

何故かばくばくと心拍数の上がった胸に手を当て、深く深呼吸した。

きっと疲れているのだ。

そう、きっとそうだ。

だから何故か動悸がして、それを勘違いしてしまっただけだろう。

うん、そうに決まっている。

そう自己暗示をかけ、まだ未完成でしかも謎の文字列を記入したまま印刷し、トントンにそれを出しに行った。



『トントン、書類持ってきたで』

tn「入って、どうぞ」



ノックをして声をかけると、落ち着いた声が返ってきたので、歩を中に進める。

トントンは顔を上げてAを見て、ちょっと驚いた顔をした。



tn「なんや…熱でもあるんか?」

『はぇ……?そ、そんなことない…と思う』



トントンが近付いてきて、額と額を合わせる。

すっと離れてもなんとも思わなかった。



tn「せやね…熱はなさそうやな。これOKだったら仮眠してこいや」

『…うん、そうするわ』



そういってすとんと小さなソファーに腰を掛けた。

トントンがAの書類に目を通していくと、だんだんと眉間に皺が寄っていく。



tn「………A」

『あい』

tn「やっぱ熱あるんちゃう?なんやこの文章。ちょっと自分で読んでみ」



渡された自分の書類に改めて目を通す。


〔この作戦はぇてこひこまsmi3794ラマコロちし〕


謎である。

どれだけ自分が動揺していたのかがよくわかる。



tn「まあ、これは今日出さなきゃ駄目なやつでもないし。返すから、今日はもう寝た方がいいと思うで。ゾムには言っておくから」

『うん……え、なんでゾムに言うん?』



当然のように出てきた彼の名に驚く。



tn「そりゃあ、Aの保護者はゾムやろ?当たり前やん」

『えぇ……?』



ほらいいから行け、と背を押され、しぶしぶと出ていく。

書類片手にとぼとぼと拠点の中を歩いていく。

この拠点はそこそこ大きな建物で、全員の部屋があるくらいなのだ。

Aは自分の部屋に戻り、ベッドにダイブした。

お日様の香りが鼻をくすぐって心地よい。

そのまま布団に潜り込んで、眠ってしまった。

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(プロフ) - 宇タさん» わわ〜ありがとうございます! (2021年9月22日 15時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
宇タ(プロフ) - 泣きそうです。というか泣きました。好きです。 (2021年9月21日 23時) (レス) @page33 id: 03f7136296 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Tさん» コメントありがとうございます!申し訳ありません、作者はただいまd!から離れておりまして…思い出せそうにありません…本当に申し訳ありません (2021年2月19日 17時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
- emさんのボマーってハンハンネタだったりしますか? (2021年2月19日 13時) (レス) id: 7059f04c94 (このIDを非表示/違反報告)
コレット(プロフ) - myona859さん» やー…ごめんなさい。私その作品読んでなくて……他作品からお借りしました… (2020年1月28日 5時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コレット | 作成日時:2020年1月5日 19時

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