プロローグ ページ1
．
潤「急げっ！…早く！」
翔「駄目だ、来るぞ！」
和「リーダー頑張って！相葉さん！」
雅「きたっ……来たよぉっ！」
智「後ろ向くな、 走れ！…みんな 走れぇっ！」
．
無機質な長い通路を 息を切らしひたすら走る五人
やがて 外へと繋がるシャッターの前に辿り着く
．
雅「ニノっ！早く……早く開けて！」
和「わかってる！急かさないでっ！」
．
シャッターの横のキーボードを叩く二宮
その背中に四人は固まり、後ろに銃口を向け 構える
．
翔「まだだぞ…こらえろ」
潤「わかってる！」
雅「ニノォッ！」
迫り来るモノに震える銃口
二宮は汗を浮かべ 必死に操作を続けていた
．
和「ちょっと待って…もう……少し…」
翔「ダメだ、間に合わねぇ！…っ…うて、撃てぇっ！」
一斉にバリバリと雷のような音が響き渡る
．
雅「無理だよぉ！こんなに……っ…リーダー、上っ！」
相葉の声で上を向く大野
智「っ！」
その瞬間、大野が倒れた
．
そしてその直後、その体が引き戻されるように床を滑り出す
潤「リーダーっ！！」
松本が咄嗟に伸ばした銃に、大野はしがみつく
翔「くそぉぉっ！」
櫻井が、宙に浮く大野の向こうの空間に光を放つと
途端に引き戻す力は消え
松本は後ろに倒れ……大野の体は床へと落ちた
．
和「よし、開くよ！みんな急いで！」
翔「相葉ちゃん！行けっ！早く！」
ゆっくりと上がるシャッターの隙間に
櫻井が相葉を押し込む
翔「ほら！急げ！」
松本に落ちた銃を手渡して、大野を起こしに向かう櫻井
潤「これ、外から閉められねえのか!?」
和「ダメ、こっちからじゃないと……いいから行くよ！」
二宮が、腰を屈めて手を差し出す
櫻井と大野も……
もつれるように そちらに向かい……
．
そして全員が
出口をくぐり
走りだした……
.
.
.
.
そう……思っていた……
．
しかし
その後ろで聞こえる……
シャッターの閉まりゆく音
．
白く光る外からの明かりで
振り向いた四人の姿がシルエットとなり
．
閉じられてゆく その向こうにまで
長く影を伸ばしていた……
．
．
．
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智love(プロフ) - はじめまして！最終章楽しみにしています！早く読みたいです (2018年11月10日 15時) (
レス) id: 7efbb38ffe (このIDを非表示/違反報告)
サハラ(プロフ) - さっちゃんさん» はじめましてm(_ _)m作者のサハラです。皆様からのご意見は有り難くお寄せ願っておりますが、まずは冒頭の説明文をお読みになっていただきたいと思います。その上で何かございましたら、是非またお気軽にいらしてください。 (2013年10月7日 19時) (携帯から) (レス) id: b75127c789 (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん - メンバーの名前の字、間違えすぎです。 (2013年10月7日 18時) (レス) id: 0d1102dd68 (このIDを非表示/違反報告)
白冬(プロフ) - 初めまして!!白冬と言います!!この作品を私のプレイリスト（http://uranai.nosv.org/u.php/list/white-winter/）に載せてもよろしいでしょうか？お返事、お待ちしております (2012年12月30日 21時) (レス) id: ca31de65da (このIDを非表示/違反報告)
ゆりちゃん(プロフ) - 久しぶりに最初から読み直してまたこの世界に帰ってきました♪5人の個性がそのまま出てる長編（大河かも・笑）ドラマな感じ満載で楽しんで読んでます♪丁寧なお話づくり、ありがとうございます♪ (2011年9月4日 7時) (レス) id: 8c29e029e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サハラ
| 作成日時：2010年10月23日 0時
