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月明かりの夜半(ヒロト視点) ページ3
ヒ「…ふぅ、Aが心配で帰ってきちゃったよ〜」
ヒ(まぁ…宿泊しようとしたら
頑なに断られた、
ってのもあるんだけどね…)
暗い城の廊下を一人歩く。
響く足音は
何より大切で愛しい、
肉親の部屋へと近づくにつれ、
速まっていく。
ヒ「A、ただいま…って
寝てるか。
…ん？」
部屋に少しだけ灯りが射す。
小さな規則正しい寝息が
部屋の唯一とも思える音だった。
ヒ「！！」
薄明かりのなか、
照らされた可愛らしい寝顔。
でも、その頬に
うっすらと残る雫の跡を見つけた。
ヒ「…A…
…何が、あったんだい？
誰が君を泣かせた…？」
愛しい妹の優しい微笑み。
その頬を伝った痛み。
作成中φ(.. )
続く
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作者名：ほあたいる | 作成日時：2013年12月24日 9時
