検索窓
今日:3 hit、昨日:41 hit、合計:3,695 hit

ご挨拶♯ダリ篇 ページ21

今、彼女は挨拶回りの最初ー

友人で弟子でもある教師統括、

ダンタリオン・ダリへの挨拶をしに来たのだがー

現在、彼に腰辺りに抱きつかれているところである。

A「ダリ?そろそろ離してくれないかな、」

ぎゅうッ。

ダ「ダメ!またどっか行っちゃうんでしょ?久しぶりに来てくれて嬉しかったけど寂しかったんだからね!」

彼は彼女に抱きつく力を強め、顔を埋めたー

その様は正しく久しぶりに帰ってきた飼い主にほっといたでしょ!と、ふてくされる事と同じく彼女にしか見えないダリにつく耳としっぽが垂れているように感じ彼の頭を撫で言ったー

A「、、、ごめんね。ダリ、君を信用していなかった訳じゃあないよ。ただ、心配をかけたくなかった、けれど、それは私の独りよがりに過ぎない。今度は居なくならないよう善処しよう。」

ダ「善処?!ダメ!しっかり断定してくださーい!」

A「うーん、」

ダ「もー!」

端から見なくとも微笑ましい会話。

A(相変わらず可愛らしいなぁ。)

と彼女は思っただろう。

怒る彼と反面、

彼女だけにしか見えないしっぽと耳が

今は少しずつ上がって見えるのは

間違いかー

はたまた、合っているのかー

それは彼女しか知らないこと、

何年たとうが薄れないダリからの愛。

ある意味増しているように感じるその時を

なくなってしまうことが考えられないと

気づいたら、

彼女は少しだけ望む死ぬことへの

躊躇いを感じたー

そこまでが彼の計算なのかは分からないー

けれど、計算されていても

彼は優しいのだと感じる辺り、

きっと違うのだろう。

彼女はまた、彼のぷりぷりと怒る頭を撫でると
嬉しそうに笑い、目を細めたー

その笑顔は悪魔とは言いがたく、

まるで、本に出てくる天女のようで、

(何年たっても勝てない、、、)

と彼は頬を膨らませた。

けれど、彼もその時が

変わらないままであることを望んでいるー

その笑顔は今だけは

彼女と話すそのときだけが

自分だけの

特別なものー

ダ(誰にも渡せない、いや、渡さない。)

と思っていることなど

彼女は知らず、しばらく彼の機嫌が治るまでその時を楽しんだー

ご挨拶♯エイト篇→←※すいません!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
13人がお気に入り
設定タグ:魔入りました!入間くん , 魔入間 , 教師陣   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ふふゆ(プロフ) - すごくおもしろいです!教師陣が大好きなのでうれしいです。オチは「逆ハー」で結ばれないのがいいなぁ〜。《リクエスト》カルエゴ先生が結構好きなので惚れさせたい。カルエゴ先生だけに自分の弱みを相談したりして欲しい!      長文失礼しました。 (4月17日 18時) (レス) @page41 id: 2bf5e7b9f5 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - ハートありがとうございます! (12月24日 16時) (レス) id: 034857788a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りんりん | 作成日時:2023年12月21日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。