片翼の悪魔です。教え子達に魔入りました。【魔入間】【カルエゴ】

第165話：怖いなら… ページ8

ｾｱﾙ「お前は…変わったな」




切なげに笑いながらそう呟く先生。先程までのカラッとした先生と違いすぎて、少したじろいでしまった。





「そ、そうですか？」


ｾｱﾙ「ああ。背が伸びた」


「いやそりゃそうでしょう」





あの時成長期でしたが？







ｾｱﾙ「目つきも変わった」


「あの目つきのままじゃ生徒が怖がって逃げます」






学生時代も裏番長とか言われてたの知ってるからな。オペラのせいなんだから。






ｾｱﾙ「それに」


「？」


ｾｱﾙ「………」








黙り込んでしまった。なんだろうか、この既視感は。今日父上に同じことを思った覚えがある。


でも先生は父上とは違って……………









ｾｱﾙ「それに、なんだか男らしくなったな！！」


「………はぁ！？」







前言撤回。父上と同じだ。しんみりして損した。










「なんですかそれ、これはたまたま今日ボーイッシュにしてるだけで………」


ｾｱﾙ「ごめんごめん、冗談だからその目付きしないでくれ…！それ怖いんだよ」






じゃあやるな

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