第164話：懐かしい面影 ページ7
「何を落としたの？」
ﾓﾓﾉｷ「いえ、落とすなんてはずは…あ、もしかしたらチケット売場かもしれないです、あそこで私ス魔ホ出した覚えが…」
「ス魔ホ！？早く行ってきなよ」
ﾓﾓﾉｷ「え、でも先輩待たせて…」
「構わないよここで待ってるから。ス魔ホ失くしたら一大事でしょ」
ﾓﾓﾉｷ「…すみません、すぐ戻ります！」
ヒールをカツカツと音立て、モモちゃんは入口へと走っていった
「間に合うといいけど」
結構物盗られるからなぁ、
近くのベンチにふう、と腰掛ける。座った途端隣のヒトがビクリと身体を震わせた。座り方が悪く驚かせてしまったらしい。
「ああ、すみません」
？「いえ大丈夫です、ちょっとビックリしただけで…………っ！？！？」
「？」
ビックリしただけで、と言っている傍から物凄く驚いたようにこちらを見つめるそのヒト。
「何か…？」
？「お前、もしかして」
初対面のヒトにお前呼ばわりされる覚えはないんだが
？「Aか？」
「…………え？」
なんで、私の名前を知って
「…誰ですか」
？「いや俺だよ！ってこの髪色じゃ分からないな…！！」
「あれ」
髪の色を変えようとしているのか、てんやわんやしている表情と、その瞳の色に目が行く。
星を閉じ込めたかのようにキラキラと光るその目に、私は見覚えがあった
「もしかして」
？「え？」
「先生…？いや違うか」
？「あれ、髪の色変えなくても分かった？」
髪色が、銀髪から黄色がかったブロンドヘアへと変わっていく。ふわふわとウェーブがかかり、光を透き通す絹糸のような髪。そして銀色の瞳。
なにより、年齢より何世代も下に見られるようなこの美青年顔…間違いない。
「やっぱり、セアル先生だ」
ｾｱﾙ「ああ、そうだよ、もう教員は辞めたがな」
「知ってますよ、だって今は私が
ｾｱﾙ「それは俺も知ってるよ、遠くまで名が轟いてるぞ、お前とナベリウスとバラムは」
「そうでしょうね、自分で言うのもなんですが3人とも
ｾｱﾙ「ホントだよ、自分で言うな！」
「あはは」
何十年ぶりだか分からないが…
「先生、変わってないですね」
昔の先生の面影が今の先生に沢山散りばめられていて、ふと懐かしい気持ちになった。
第165話：怖いなら…→←第163話：到着！ウォルターパーク
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えんさん(プロフ) - ニャンゴロリーン♬さん» ニャンゴロリーン♬様、コメント誠にありがとうございます！悪周期編きちんと書く予定なので、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです！ゆっくりではありますが更新していきます！ (1月7日 1時) (
レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンゴロリーン♬ - 悪周期編になったら大変な事になりそうな気がする…更新、楽しみにしています‼ (12月29日 20時) (レス) @page19 id: ada088a93e (このIDを非表示/違反報告)
えんさん(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこ様またコメントを下さりありがとうございます！☆*。 モモちゃんとの乱闘騒ぎは無事回避致しました！笑 きっとそんな事になっていたら隣からカルエゴ先生が飛び込んできていたかもしれませんね！ (11月12日 19時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - これは草wwwモモちゃんと乱闘になるかと思ったわwwww (11月12日 18時) (レス) @page18 id: c52b7a4661 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えんさん | 作成日時：2023年10月10日 0時
