第163話：秘められた思い ページ5
オペラ side
「じゃあ8:30にお願いします」
ｵﾍﾟﾗ「ええ。それまでに門の前でお待ちしてますので」
「分かりました」
バタン
Aがこっそり大欠伸をしながら去るのを見届け、理事長の方を一瞥する
先程まで平常運転だった理事長は、Aがいないことを確認した瞬間に表情を消した。
ｻﾘﾊﾞﾝ「………」
ｵﾍﾟﾗ「止めなくてよろしかったのですか」
ｻﾘﾊﾞﾝ「え？」
ｵﾍﾟﾗ「何かウォルターパークへ行かせたくない理由があったのでしょう？」
いつもはメガネに隠れているその目を、大きく見開かせる。何故、と言いたい表情ですが、当然私は気づいていますよ。
ｻﾘﾊﾞﾝ「…うん」
ｵﾍﾟﾗ「Aのタイプからして、自分からウォルターパークに行く感じでは無いですからね。誘われたのでしょうが」
ｻﾘﾊﾞﾝ「僕が着いて行ってあげた方が…って思ったんだけどね」
理事長が一緒について行けば…？？
ついて行かなければ何か問題が起こるのだろうか。
ｵﾍﾟﾗ「何故なのかお聞きしても？」
ｻﾘﾊﾞﾝ「………」
ｵﾍﾟﾗ「……失礼致しました」
好奇心が勝ってしまったが、さすがに出過ぎた真似をしたと口を噤んだ
Aのことになるとどうも気になってしまう。私のダメなところだ。
ｻﾘﾊﾞﾝ「いや、いいんだよ。実はさ———」
バタンッ
ｲﾙﾏ「おはようございます…！」
ｻﾘﾊﾞﾝ「あ」
話し始めた矢先、入間様は扉を開けて「いい匂いですね〜！まだちょっと眠いけど」と言いながら席に着いた。
ｵﾍﾟﾗ「…」
入間様には申し訳ないが、少し間が悪い。
ｵﾍﾟﾗ「おはようございます」
ｻﾘﾊﾞﾝ「……おっはよーう入間くーん！！今日はおじいちゃんとゴロゴロする約束なの覚えてるー？ご飯食べたら一緒に遊ぼうね！」
ｲﾙﾏ「えっ？あ、はい！」
ｵﾍﾟﾗ「…………」
それきり、理事長はその件について口にすることはなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 423人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えんさん(プロフ) - ニャンゴロリーン♬さん» ニャンゴロリーン♬様、コメント誠にありがとうございます！悪周期編きちんと書く予定なので、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです！ゆっくりではありますが更新していきます！ (1月7日 1時) (
レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンゴロリーン♬ - 悪周期編になったら大変な事になりそうな気がする…更新、楽しみにしています‼ (12月29日 20時) (レス) @page19 id: ada088a93e (このIDを非表示/違反報告)
えんさん(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこ様またコメントを下さりありがとうございます！☆*。 モモちゃんとの乱闘騒ぎは無事回避致しました！笑 きっとそんな事になっていたら隣からカルエゴ先生が飛び込んできていたかもしれませんね！ (11月12日 19時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - これは草wwwモモちゃんと乱闘になるかと思ったわwwww (11月12日 18時) (レス) @page18 id: c52b7a4661 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えんさん | 作成日時：2023年10月10日 0時
