第162話:欠伸 ページ4
翌朝
「おはようございます…」
オペラ「おはようございます」
サリバン「おっはよ〜Aちゃん!いいお天気だね、パパとお散歩する?」
「父上は入間とゴロゴロする約束したらしいじゃないですか…散歩はしませんよ」
サリバン「あれ、入間くんから聞いたの?」
「ええ」
おかげで寝不足だ。
大きな欠伸を噛み殺して、席へと着く。既に父上は食べ終わっていたらしい。私が寝坊助な証拠だ。
「もう7時ですか…急がなきゃだ…」
オペラ「今日学校はお休みですよ」
「知ってます、ちょっと予定があって」
サリバン「予定?」
「モモちゃ…モモノキ先生とウォルターパークへ行くんです」
サリバン「えっ、ウォルターパーク…?」
そう言ったきり固まった父上。なにかマズイことを言ったか?それとも…
「父上、ウォルターパークご存知ないんですか?」
いや、自分で言っておいてなんだがそんなはずは無い。我が校の生徒ロノウェの父、ローズベルト氏がオーナーの遊園地だ。仲良しの父上が知らないわけがないな。
てかオープンした時行ってたな、お祝いとか言って
サリバン「そうじゃなくて……」
険しい顔をして口篭る父上。ウォルターパークに何か問題があるのか?それなら私に対してこんなに険しい顔をせずに何か言ってくるはず。
「何か私に言いたいことが?」
サリバン「…Aちゃん」
「はい」
サリバン「もー!!!どうして僕を誘ってくれないの!!そしたら教師皆で遊びに行くのにー!!」
「は!?」
心配して損した
「父上はローズベルト氏と仲良いんですからすぐ行けるじゃないですか」
サリバン「そういう問題じゃないの!」
オペラ「……」
「はぁ…時間ないのでそろそろ準備します。オペラ、ご馳走様」
オペラ「はい。ところでA」
「?」
オペラ「その酷い顔のまま空を飛んで行くのですか?」
酷い顔…………
否定はしないが、さすがオペラ…全く気遣う様子もなく、その言葉がグサリと心に突き刺さった。
「酷い顔でも飛んでくつもりですが」
オペラ「その貧血振りでは
「え、いいんですか」
オペラ「いいんです」
…それは助かるな
423人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えんさん(プロフ) - ニャンゴロリーン♬さん» ニャンゴロリーン♬様、コメント誠にありがとうございます!悪周期編きちんと書く予定なので、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです!ゆっくりではありますが更新していきます! (1月7日 1時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンゴロリーン♬ - 悪周期編になったら大変な事になりそうな気がする…更新、楽しみにしています‼ (12月29日 20時) (レス) @page19 id: ada088a93e (このIDを非表示/違反報告)
えんさん(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこ様またコメントを下さりありがとうございます!☆*。 モモちゃんとの乱闘騒ぎは無事回避致しました!笑 きっとそんな事になっていたら隣からカルエゴ先生が飛び込んできていたかもしれませんね! (11月12日 19時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - これは草wwwモモちゃんと乱闘になるかと思ったわwwww (11月12日 18時) (レス) @page18 id: c52b7a4661 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:えんさん | 作成日時:2023年10月10日 0時