第180話：真っ青 ページ23
ギャーンゴォーンガァーンゴォーン………
「…はい。ではここまで。先週伝えた通り、3年生は明日調合を行う。各自作りたい魔法薬の調合リストを必ずまとめてくる事。解散！」
生徒「はー眠かった」
生徒2「そんなんでお前また調合で怪我すんなよ」
生徒3「やべぇ、明日までのやつ全然終わってねー」
生徒4「だーから昨日のうちにやっとけって———」
.
.
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「さて次の教室は………ん？」
パラパラと書類を捲りながら廊下に出てみれば、生徒皆が食堂へと足を進めている。教科書は誰も持っていない。
「ああ、もう昼か。早いな」
ｶﾙｴｺﾞ「A先生」
「あ、カルエゴ先生」
声を頼りに振り向けば、教室のすぐ近くからこちらを見つめるカルエゴ。私を待っていたのか歩いていた様子は無い。
今日は本当によく会うな。いや待ち伏せされているのか
ｶﾙｴｺﾞ「行くぞ」
「今日は昼食は摂らないつもりだったんだが…」
ｶﾙｴｺﾞ「食事もしなければ仕事に身が入るわけがないだろう。体調管理を怠るな」
「え、ちょっと待っ…」
ｲﾙﾏ「Aさーーーーん！！！」
「っ！？」
ｶﾙｴｺﾞ「粛に！騒々しいぞ入間」
カルエゴに腕を伸ばしかけた瞬間。真後ろから切羽詰まった甲高い声が聞こえた。
入間だ。ここまで慌てているのは"
ｲﾙﾏ「すっ、すみませ…」
「ん"ん"ｯｯ、それに入間。ここは学校だ」
ｲﾙﾏ「えっ！？あ、僕さんって…！！すみません！Aさ…じゃなかったA先生！」
隣のカルエゴが「A"さん"だと？」と呟いているのをスルーし、入間を諌める。
動揺、という言葉が相応しいのは今の入間の方かもしれない。今朝の私以上にアタフタしながら何かを伝えようと必死な姿は、逆に心を落ち着かせた。
「で、入間。どうした」
ｲﾙﾏ「あ、いやその、実は…」
そこで入間はちら、とカルエゴを見つめる。
ああ、そういう事か
「カルエゴ先生、すまないが少し用がある。先に食堂に行っててくれないか」
ｶﾙｴｺﾞ「…ﾌﾝ、10分以内に来い」
「ああ、分かった」
カルエゴが去っても依然入間は真っ青な顔色、尋常ではない程の冷や汗を流している。
「どこか具合でも悪いのか」
カルエゴが居たら問題というのは、即ち人間である事に関するのではないか？
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えんさん(プロフ) - ニャンゴロリーン♬さん» ニャンゴロリーン♬様、コメント誠にありがとうございます！悪周期編きちんと書く予定なので、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです！ゆっくりではありますが更新していきます！ (1月7日 1時) (
レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンゴロリーン♬ - 悪周期編になったら大変な事になりそうな気がする…更新、楽しみにしています‼ (12月29日 20時) (レス) @page19 id: ada088a93e (このIDを非表示/違反報告)
えんさん(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこ様またコメントを下さりありがとうございます！☆*。 モモちゃんとの乱闘騒ぎは無事回避致しました！笑 きっとそんな事になっていたら隣からカルエゴ先生が飛び込んできていたかもしれませんね！ (11月12日 19時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - これは草wwwモモちゃんと乱闘になるかと思ったわwwww (11月12日 18時) (レス) @page18 id: c52b7a4661 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えんさん | 作成日時：2023年10月10日 0時
