第169話：夕日よりも、なんて ページ12
〜午後5時 観覧車〜
「さんっざんな目に遭った……」
ﾓﾓﾉｷ「本当ですね」
ローズベルト氏に連れていかれたのは、「ふれあい動物コーナー」。派手なアトラクションばかりの中に何故ここを作ったか聞いてみれば
ﾛｰｽﾞ『サリバン様にお力添え頂いたのだよ！』
と。可愛い動物がいれば子供ウケがいいと踏んだらしい。なんとも父上らしい考えだ。
「動物なんて触り慣れていないから、踏まれるわ逃げられるわで酷い目にあった…」
ﾓﾓﾉｷ「動物ってもふもふしてて可愛いのに、そういうところ怖いですよね」
「もふもふしてて無害なんて生き物は生存競争に勝てない」
ふわっとエギーちゃんが頭に浮かぶ。…いや、エギーちゃんは中身がカルエゴだから生存競争以前に頂点に立てるか。ごめん、エギーちゃん。
脳内でカルエゴの「そういう問題ではない！！」とキレる声がした、ような気がした
「もう夕方になってしまったな」
外を見れば、辺り一面オレンジ色に染まっている。1日が過ぎるのが異常に早かったな。
ﾓﾓﾉｷ「ふっ、休みの日なのに、なんだか仕事の日みたいに忙しかったですね」
「全く、休日返上で働いた気分だ…」
ﾓﾓﾉｷ「ふふふ…あっ」
こめかみを抑え、大きくため息をつく。少しだけカルエゴの気持ちが分かった気がした。振り回される側は大変だ。
ﾓﾓﾉｷ「綺麗…」
「え？」
目の前で彼女は感嘆の声をあげた。観覧車から見る景色は空を飛んでいる時とはまた違うのだろうか。私には良く分からないが
何にせよ、モモちゃんが楽しんでくれてよか……
「…」
ﾓﾓﾉｷ「先輩…？」
綺麗だな
「夕日もだが」
ﾓﾓﾉｷ「え？」
「今日は君が優勝じゃないか？」
ﾓﾓﾉｷ「……うぇっ！？///」
「…あ」
少しキザすぎたな。可愛い後輩を前に動揺するなど、大人として恥ずかしい。まして同性だと言うのに。
「ﾝ"ﾝ"ｯいや、すまない。変なことを言った」
ﾓﾓﾉｷ「えっ、いや…/// なんか、先輩がそんなこと言うの珍しいなと…」
2人揃って恥ずかしくなり俯く。
目の前のモモちゃんが真っ赤になっているのは夕陽のせいなのか…はたまたどうなのか。
「さ、もうすぐ頂上…」
誤魔化すつもりで言った言葉。
その後、頂上＝ゴンドラ大回転だと知らなかった私達は、もちろん大絶叫した
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えんさん(プロフ) - ニャンゴロリーン♬さん» ニャンゴロリーン♬様、コメント誠にありがとうございます！悪周期編きちんと書く予定なので、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです！ゆっくりではありますが更新していきます！ (1月7日 1時) (
レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンゴロリーン♬ - 悪周期編になったら大変な事になりそうな気がする…更新、楽しみにしています‼ (12月29日 20時) (レス) @page19 id: ada088a93e (このIDを非表示/違反報告)
えんさん(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこ様またコメントを下さりありがとうございます！☆*。 モモちゃんとの乱闘騒ぎは無事回避致しました！笑 きっとそんな事になっていたら隣からカルエゴ先生が飛び込んできていたかもしれませんね！ (11月12日 19時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - これは草wwwモモちゃんと乱闘になるかと思ったわwwww (11月12日 18時) (レス) @page18 id: c52b7a4661 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えんさん | 作成日時：2023年10月10日 0時
