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小学生が九人。 ページ10

「はい、お待たせ。ハムサンドだよ」

それから数分後。ついに喫茶ポアロで一番人気とされている《ハムサンド》ができた。
ほんのり香るパンの匂い。そして丁寧に添えられているポテトチップス。

この時点でヤバい、凄く美味しそうだとわかった。

「わぁっ……!いただきます!」

とーるおにーさんを見ながら手を合わす。
にこっと笑い、「召し上がれ……!」と言われる。
早速わたしはハムサンドを一口食べた。

シャキッといい音を鳴らすレタス。ふわふわのパン。そして丁度いい味。

「……すっごく美味しい!!」

「ははっ、そう言ってくれて嬉しいよ!」

確かに、テレビでも取り上げられることもよく分かる。
こんなに美味しいサンドイッチ、もっと色んな人に食べてもらいたいだろうしね!


「ご馳走様でしたー!」

お腹はいっぱい。乾いていた喉も水でちゃんと潤せた。
Aさん復活!

よしっ、次はどうしよっかなー……マンションに帰ってごろごろしようかなー……
んー、そうしよう。暇だしね。

お会計を済まし、ポアロの外に出る。店員のおねーさんが、

「私は榎本梓って言うの。よかったらまた来てね!」
と、自己紹介をしてくれた。

わたしもしないわけにはいかず、

「はいっ!わたしは、相川Aです!絶対来ますね!!」
榎本おねーさんと、約束をした。

んへ、本当に美味しかった。

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作者名:降. | 作成日時:2018年10月14日 20時

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