私の音色〜みんなと私とみんな〜

第27話　私の世界 ページ32

Aside

博「で？何があったんだ？」

あ「秘密ー。博には絶ッッ対話さない。」

博「何でだよ！！！！」

大声が頭に響く。

うるさいなぁ。

優「それだけ信用されてねぇって事だ。」

博「んだと、コラァ！」

優真の言葉にカッとなって掴みかかる勢いで飛んでいく博。

2人の喧嘩にはついていけない。

ほっとくのが、最善策だ。


私が一人の世界に閉じ籠ろうとしても無駄だった。

だって、優真も博も、月菜もついてくる。



「一人じゃないよ。」


って、笑いかけてくれる。

家族が認めてくれない分、

大切な人達が認めてくれる。

私を支えてくれる。



あぁ。私、馬鹿だった。


こんなにも傍にヒーローがいるじゃん。

私の世界。

綺麗な心境の変化。
もう、一人じゃないって分かった事。
立派な変化じゃない？

大切な思い出。
此処に助けに来てくれた。
今も昔も、この人たちは、ずっと助けてくれた。
輝く思い出たち…。

此処に私がいる事が分かるだなんて、凄くない？
どんな状況でも、困っている人を助けられるって凄くない？
非凡の才能だよ！


私の世界は楓の世界。

楓の心に沿って、私の世界は成り立つ。

3つの言葉を胸に込め。

楓の花言葉。

*美しい変化

*大切な思い出

*非凡の才能

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