【黒バス】霧崎第一じゃない少年(笑) (ページ4)

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「日向やリコには言うなよ…？大丈夫だ。」

大丈夫じゃなかったのだ。だって。

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「ぁぁぁぁぁぁぁ！！！！」

木吉の左膝(爆弾)が弾けた。

左膝を抱えて倒れ込んだその姿に、

慌てる誠凛(ﾁｰﾑﾒｲﾄ)に、

冷静に見下ろす霧崎(原因)に、

ニヤけが抑えられない。

口元を手で覆った。

誰も気が付かない。俺が嗤ってるなんて。

日向に胸ぐらを掴まれた、指を鳴らした彼が、どうしようもなく欲しかった。

彼(あの人)なら、俺を救ってくれる気がした。

俺が霧崎を選んだ瞬間だった。

その瞬間、誠凛(ここ)への興味は完全に消失した。

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「俺、知ってたんだよ。木吉の膝のこと。」

俺等の話を病室の外で聞いていた相田。

病室を出て、去り際にそう言った。

俺は部活に顔を出さなくなった。

早くここを出て彼に会いたかった。