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シベリア兄妹、幻想入りする(妹録) ラターリヤ・アルロフスカヤ ページ22

「……ったいな……ここは?」

またも魔法の森に転送されてきたのはラターリヤ・アルロフスカヤ。自身の兄を何よりも愛する、蓬莱人のような者である。どれだけ兄を愛しているかと言うと……

「……兄さん、兄さんはどこに? 半径1m以内に兄さんがいないなどあり得ない、万が一私が兄さんを見つけられなかった間に、兄さんが他の女と恋仲になってしまっていたらどうする? ああ、早く兄さんを探しに行かなければ。そして、今度こそ兄さんと一つになるんだ。ふふふ、兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん…………」

……まあ、この様にもう手遅れである。周りの人妖が見れば慌てて逃げ帰りそうな程の黒い笑みを浮かべながら、ラターリヤは兄を探して魔法の森を歩いた。ついでに、いつの間にか使えるようになった能力の練習もしておいた。


魔法の森を抜けて歩いていると、遠くに人影を二つ見つける。兄さん大好きなラターリヤにはそれが兄でないことなど既に分かっていたが、情報収集のために、ラターリヤは二つの人影に近付いて行った。

「おい、お前ら」
「何だ?」

ラターリヤが遭遇したのはあの四十里野兄妹。鎬の後ろから栞が少し睨んできている気もするが、ラターリヤは気にせず話しかけた。

「私の兄さんを見なかったか? 薄い金髪に紫色の瞳、白色のマフラーを巻いた高身長のお方だ。もしも見ているのなら見た時間、場所、向かった方角を正確に吐け。でないと殺す」

天然で地雷を踏み抜いていくスタイル 栞→←全世界の女神 舞依



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フウ(プロフ) - 29巻作成しました!こちらからお願いします!(https://uranai.nosv.org/u.php/novel/kazami133513/) (3月2日 22時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 続編移行致します!! (3月2日 21時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
雨咲(プロフ) - 更新しました! (3月2日 21時) (レス) id: daf5c838c6 (このIDを非表示/違反報告)
雨咲(プロフ) - 更新します! (3月2日 20時) (レス) id: daf5c838c6 (このIDを非表示/違反報告)
愛宮リリー(プロフ) - 更新しました! (3月2日 17時) (レス) id: 234445217d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サナティ x他3人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2023年11月14日 22時

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