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想いを届けよ 剣城 ページ3

「剣城さん!」
「霊華!?お前何で…」
「何でじゃないですよ!」

剣城が寝ていた部屋に突入した霊華は、そのままの勢いで剣城を抱きしめた。

「剣城さんが戦って…また大怪我しているのを見て…居ても立っても居られなくて…!」
「霊華…」

半べそ気味で叫ぶ霊華を見て、剣城は少し罪悪感を感じた。

「…悪い…いつもマジでありがとな、霊華…。」
「…いえ…。」

霊華は剣城を治療する。彼はいつもこれに助けられている。

「…それと、あの時の返事なんだがな…。」
「…へ?」

徐に切り出した剣城。

「えっと…あの時って…?」
「だから…ほら、あの時のだよ。」
「あの時…あの時…ですよね!」
「そう!…あの時だよ…うん…」

互いに恋愛弱者だからか、全く話が進まない二人。

「…その…俺の事…好きって言ってくれてありがとう…。…こんな俺で良かったらだけど…。その…俺と…付き合ってくれ!」

彼は赤面しながらも勇気を出し、霊華に告白した。

「…はい!」

こちらも赤面しながら応える霊華。
―愛する二人の想いは、こうして届いたのだった…。

「…よし…何とか動けそうだ…。」

ベッドから起き上がる剣城。

「激しい動きは出来ませんので、気をつけてくださいね。」
「ああ。」

―窓の外を見る剣城。
視線の先には、未だ戦闘中と思しき結界が映っていた。

「…皆…大丈夫かな…特に照輝。」
「…照輝さんが、どうしました?」
「戦友として…あいつを応援してやりてえ…でも、こっからじゃ遠すぎるんだよな…。」
「大丈夫ですよ!その気持ちだけでも、照輝さんの背中を押してくれていると思いますので!」
「…そうか…そうだな!」

―互いに笑顔の二人。
二人は、信じていた。照輝が…剣城と同じく英雄を目指す者が、異変を解決してくれると。

邪仙VS死神 被華→←ある意味ではこれも異変の準備() らどり



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フウ(プロフ) - 29巻作成しました!こちらからお願いします!(https://uranai.nosv.org/u.php/novel/kazami133513/) (3月2日 22時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 続編移行致します!! (3月2日 21時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
雨咲(プロフ) - 更新しました! (3月2日 21時) (レス) id: daf5c838c6 (このIDを非表示/違反報告)
雨咲(プロフ) - 更新します! (3月2日 20時) (レス) id: daf5c838c6 (このIDを非表示/違反報告)
愛宮リリー(プロフ) - 更新しました! (3月2日 17時) (レス) id: 234445217d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サナティ x他3人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2023年11月14日 22時

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