【募集企画】東方幻想記録物語 28巻

一歩 亜仁麻 ページ20

「ん？どうしたの？」
「…私…。」

亜仁麻はスマホから鳴る曲を止める事も忘れながら、勇気を必死に振り絞らんとしていた。
―そして…

「…な…仲間に…入れて…くれませんか…？」

たどたどしいながらも、亜仁麻はその一言を放った。

「え、良いよ？」
「…え？」

そんな亜仁麻に真央は二つ返事で答えた。

「…え…良いの？」
「何そんなに躊躇ってんの？ほら行くよ！」

真央は亜仁麻の腕を引き部屋へと連れ込む。

「いやいや強引過ぎない！？」
「えーでも人数は多い方が良いじゃん？ほら起きて起きてカノン！」
「うーん…あれ？今壁の向こう側で誰かが手を振っていたような…」
「それちょっと危ない奴じゃん！あと何で川じゃなくて壁！？」

真央とカノン、そしてツッコミ役と化してしまった志貴。
その三人のやり取りに、思わず亜仁麻は笑顔になっていた。
―同時に、心が少し苦しくも感じた。

「よーし、皆でゲームやろう亜仁麻！何かリクエストある？」
「えっと…私ゲームはやった事ないわ。」
「あーじゃあ、ボドゲ系が良いかな？桃太○電鉄ワールドやろー！」
「あー出た桃○！」
「ほらほら、亜仁麻もやろう！」

真央のノリに複雑な感情になる亜仁麻。
半ば強制的ではあったが、こうして4人による桃○が始まったのである。

――――――
オマケ

真央「ああそれと、その曲何？聞いた感じ凄く良い曲だったけど…」
亜仁麻「…いつも聞いてる曲の一つよ。」
真央「へえ…プレイリストどんな感じか見て良い？」
亜仁麻「良いわよ。」
真央「どれどれ…」

亜仁麻のプレイリスト
集結の 園へ
魂の ルフラン
集結 の時〜Territory〜
赤 き月
心臓を 捧げよ
紅蓮の 弓矢
The Rumbling
僕の 戦争
Kick Back
ANTI HERO
Shangri-La
人間 ビデオ

…etc

真央「へえ進撃好きなんだ！」
亜仁麻「曲だけよ。原作は見た事無いわ。」
カノン&志貴(何でちょっと雰囲気怪しげな曲しか無いんだ…？)

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