試験内容はバイオレンス ページ9
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「＿＿！あの＿＿！」
「ん、んん…？？」
あれ、いつの間にか眠ってたのか。
確か俺は、実技の方の試験内容を聞いていたはずだったんだけど。
みんなはもう行ってしまったのか、この広い建物内には、俺と、俺を起こしてくれた子だけだった。
とそこで、俺はその子に見覚えがあることに気付く。
「お前、女の子に助けられてた…！！」
「ええ！？それ見られてたんですか！？ 」
「うん。バッチリ」
見られていたことが恥ずかしいのか、あわあわと顔を覆っている。
「えーっと、みんな行っちゃったのに君だけ寝てるから、気になっちゃって…」
「あ、やっぱ置いてかれちゃったかー。ありがとな！起こしてくれて！」
こいつが起こしてくれなかったら、俺は試験に遅れていたかもしれない。
流石にそれで不合格はないとは思うが、それで減点されて落ちてしまったら焦凍に申し訳が立たない。
よかったあ……とほっとしつつ、急がねえと、と説明用っぽい建物を出る。
でも、そこで気づいた。
俺、そもそも場所知らねえじゃん……！
「あのお……。よかったら、場所を教えてもらっても……」
「ああそっか、知らないよね！ええっと、受験票に書いてると思うんだけど……」
何から何まで、申し訳ない。でも今は、この人の親切に甘えるしかないんだよな……。
受験票を見た彼は、あっ、と声を上げたあと、嬉しそうに言った。
「僕と君、おんなじ場所みたいだから、いっしょに行こう。あ、ルールも教えとくね」
それから道中、この試験のルールを聞いていたが、まあ要するに０ポイント以外のヴィランをたくさん倒せばいいってことだろう。そういうことなら結構得意なので自然と口角が上がる。
「楽しそうだね」
「そう見える？」
実際、ちょっと楽しみなのはある。俺の実力を、初めて試せるのだ。家や庭で使うのとは違い、当てる“的”もあるわけだし。
「うん。すっごく」
定位置らしい場所につくと、もうたくさんの受験生が集まっていた。ちなみに、説明を受ける前に体育着に着替えているので機動力もバッチリ。みんながドキドキと開始の合図を待つ中、その瞬間は意外と早く訪れた。
「ほらほら、実践じゃ合図なんてないぞ〜？ほら、早く行けよ！もう一人行ってるぞー！」
俺はもう、走り出していたけど。
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マイナ(プロフ) - アクルさん» うわああああ！！！すいません本当！！急いで直させていただきます！応援ありがとうございます！ (8月31日 17時) (
レス) id: 7b913ff2ae (このIDを非表示/違反報告)
アクル(プロフ) - 爆豪が爆轟になってますよ！更新応援しております！！！ (8月31日 16時) (レス) @page37 id: 2d70ed6e28 (このIDを非表示/違反報告)
マイナ(プロフ) - 食パンさん» コメントありがとうございます！！更新頑張ります！ (8月20日 11時) (レス) id: 7b913ff2ae (このIDを非表示/違反報告)
食パン - めっちゃ面白かったです！！ 更新楽しみにしています！！ (8月20日 10時) (レス) id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
マイナ(プロフ) - 共喰い@誰か・・・私に宿題の答えを・・・・さん» 自分の趣味つめてて自信が無かったのですが、そう言ってもらえて嬉しいです！更新頑張ります！！ (8月16日 16時) (レス) id: 7b913ff2ae (このIDを非表示/違反報告)
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