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「そういえば焦凍、今日は家帰んなくていいのか？いつもは休みに誘っても断られるのに」
「…………」
ちなみに今は日曜日、現在の場所は公園。なんか家にいると母の顔がチラついていやだったから出てきたのだ。ちなみに母は仕事。
そしたらなんとビックリ、焦凍がブランコに乗っていたのだ。なんかあったのかなー、とは思いつつも、とりあえず話し掛けて今に至る。
「…今はちょっと、家にかえりたくねえ」
「そっかー」
なんか闇を感じる解答が帰ってきた。
というか今の今まで俺が気づかなかったのがアホすぎたくらい、見るからに焦凍は落ち込んでいた。
いや、そんなときに俺のバカみたいな相談しちゃダメだろ、何やってんだ昔の俺。
どーにか元気付けられないかな、と考えたとき、ふと浮かんだのは俺の個性。
使いたくはなかったけど、焦凍は俺の唯一の友達だし。俺がここで一肌脱がないでどうする、と自分に活を入れた。
「よし、焦凍、ちょっと見とけよ！」
「……？」
すう。少し大きく息を吸って、緊張を誤魔化す。
個性を試したあの日以来、正直あんまり使っていない俺の個性。
でも、この個性に経験なんざ必要ない。必要なのは、明確なイメージだってことがわかっているのだ。前世で厨二病を拗らせていた俺のイメージ力をなめるんじゃない。
「……
右の手のひらに、前世で見た雪の結晶のイメージを集結させる。と同時に、自分の体を意識的に作りかえる。
ぶわり。髪が一気に伸びたのだろう、少し視界に入ってくる横髪が正直じゃまだったけど、イメージすることに集中する。
やがて俺の手のひらの中には、正に前世画像で見たような美しい雪の結晶が出来上がっていた。でもその大きさは、イメージより大分小さい。俺の片手の手の平とおんなじくらいだ。
「じゃーん！お前のお母さん、雪っぽいだろ？だからお前も好きかと思って」
ちょっと高くなった自分の声は、未だに慣れない。
「すっごい綺麗……！」
でも、無邪気にそう言ってくれた焦凍の顔を見ていると、そんなことはどーでもよくなってしまうから、俺って単純なんだと思う。
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マイナ(プロフ) - アクルさん» うわああああ！！！すいません本当！！急いで直させていただきます！応援ありがとうございます！ (8月31日 17時) (
レス) id: 7b913ff2ae (このIDを非表示/違反報告)
アクル(プロフ) - 爆豪が爆轟になってますよ！更新応援しております！！！ (8月31日 16時) (レス) @page37 id: 2d70ed6e28 (このIDを非表示/違反報告)
マイナ(プロフ) - 食パンさん» コメントありがとうございます！！更新頑張ります！ (8月20日 11時) (レス) id: 7b913ff2ae (このIDを非表示/違反報告)
食パン - めっちゃ面白かったです！！ 更新楽しみにしています！！ (8月20日 10時) (レス) id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
マイナ(プロフ) - 共喰い@誰か・・・私に宿題の答えを・・・・さん» 自分の趣味つめてて自信が無かったのですが、そう言ってもらえて嬉しいです！更新頑張ります！！ (8月16日 16時) (レス) id: 7b913ff2ae (このIDを非表示/違反報告)
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