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深｢乾杯！｣
｢うっす｣
会社からほど近い居酒屋。
それほど大きくないお店で平日の今日の客足はまばらだった。
深｢まさか目黒から誘ってくれるなんてねー。なんかあった？｣
乾杯してそうそうそんな事を聞いてくるこの人は
やっぱり何か知ってるようだった。
｢翔太くんと、Aのことなんですど。｣
その2人の名前にピクっと反応する。
深｢ん？ああ、｣
｢付き合い始めたって。なんでですか？｣
深｢なんでもなにも、そのままだろ｣
好き同士付き合ってんじゃねーの？
俺と目も合わさず手に持つビールを煽る。
｢…じゃあ、質問変えます。Aを総務部にしたのふっかさんですよね？｣
深｢…は、なんで｣
｢やっぱり。おかしいと思いました。企画部は人足りてないって聞いたんで｣
あれだけ入りたがっていた企画部の採用を落とされたA。
でも、入ったのは人気の総務部だった。
企画部は希望がいなかった！とかなんとかで新人は1人しか入ってこなかったらしく今年の人事どーなってんだよ！と照さんが言っていたのを思い出す。
営業部はなにかと企画部と縁がある。
売り出す商品のセールスポイントや企画の説明などを合同で行ったりする
そこにいたのは、
翔太くんだった。
違和感しかなかった人事に
点と点がつながっていくように感じた。
｢企画部に翔太くんがいるからっすか？｣
深｢俺にとって、翔太もAちゃんも傷つけたくない大切な存在なんだ｣
そう呟くふっかさんは
酷く悲しく、傷ついた表情をしていた。
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りな(プロフ) - 凄く面白くて一気に全話見ちゃいました笑笑更新楽しみにしてます！！ (2021年2月5日 11時) (
レス) id: 419554672b (このIDを非表示/違反報告)
桃もち(プロフ) - めちゃめちゃきゅんきゅんしながら読んでます！更新楽しみにしてます！＾＾ (2021年1月30日 13時) (レス) id: e248bb9fed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃむ | 作成日時：2021年1月27日 10時
