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『この会社だったんですか？知らなかったです、』
深「やっぱ田中ってAちゃんの事だったのね。目黒と康二の名前があったから何となく予想してた、」
それならはやく様子見に行きゃ良かった！なんて笑う深澤さん。
そっか、人事だから新入社員のことはある程度把握してるのか。
深「んで、総務部のAちゃんが人事に何の用ですかな？」
悪戯っぽくニヤッと笑う深澤さんに思わず息を飲んでしまう。
すごいチャラかったイメージだけどこんな変わるんだ…。
『あ、これ部長から。』
そう言って持っていた紙を渡すと
あ〜これ部長に渡さなきゃじゃん。
なんておもむろにデスクから立ち上がるから私も少しあとをおった。
挨拶もしなきゃね。
深「部長、総務部の田中さんです。」
『田中Aです。よろしくお願いいたします。』
頭を下げると人事部の部長はよろしく！なんて笑う。
若めの方だな。
「あれ？田中って…深澤お前この子が」
深「ああああ！そっす！そーです！大学のね！後輩！ね！？」
部長が何かを言いかけるけど咄嗟に深澤さんが大きな声を出すもんだからその先の言葉は聞こえず。
後輩だよな？なんて共感を求められオドオドしながらも頷く。
「あーはいはい、すまんすまん。ちゃんと書類貰ったよ！ありがとね。」
『はい。失礼します。』
深「大学の後輩が3人もいる！ってめっちゃ紹介してたから声掛けられちったね。ごめんね」
何故か申し訳なさそうにして謝る深澤さん。
気にしなくていいのに。さっきの慌てようも凄かったな。
『いえ、覚えて貰えてて嬉しいです。』
深「はは、それならよかった…てか！Aちゃん連絡先変えたでしょ。」
1番突っ込まれたくなかったところを突っ込まれてしまい、観念してすみません…というとなんで謝んの！？なんてまた慌て出す。
やっぱり感じ悪いよね、急に消したりして。
深「また交換しよ。今携帯ある？」
『はい、すみませんわざわざ』
お互いの連絡先が画面に映し出されているのを確認し
ちょうどきたエレベーターに乗り込む。
またね〜なんてエレベーターが閉まるまで深澤さんは手を振ってくれていた。
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りな(プロフ) - 凄く面白くて一気に全話見ちゃいました笑笑更新楽しみにしてます！！ (2021年2月5日 11時) (
レス) id: 419554672b (このIDを非表示/違反報告)
桃もち(プロフ) - めちゃめちゃきゅんきゅんしながら読んでます！更新楽しみにしてます！＾＾ (2021年1月30日 13時) (レス) id: e248bb9fed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃむ | 作成日時：2021年1月27日 10時
