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入社式から2週間ほど。
翔太先輩と会うこともなく、宮舘さんも何かを察したのか翔太先輩の話をすることもなかった。
仕事も楽しくなってきた頃で一人でやる作業なんかも任されるようになった
宮「どう？総務部は」
『全然想像つかなかったんですけど、すごく楽しいです。』
良かったと微笑んでくれる宮舘さんを見て総務部に来てよかったと思えるほどになった。
企画部に未練は無いのかと言われたらないとは言いきれない。
でも、今異動が出ても総務部でいいと言える。
「あ、田中さん〜」
定時ちょっと前。
最後の確認で資料に目を通していると部長に呼ばれる。
『？はい』
「これ、人事に持って行ってくれない？俺これから会議で…ごめんね」
そう言われその紙を見ると
総務部希望人事 田中A
と書かれていた。
これって…。
「うん。田中さんこれからもよろしくね。」
『ありがとうございます！』
そっか。私まだ研修で確定じゃなかったんだ。
認められた気がして嬉しくて紙を抱きしめると
先輩方によろしく！大歓迎！なんて肩を叩かれる。
宮「人事はこのフロアの一個上だよ。他の部に行くの初めて？」
『はい、緊張します。』
宮「ふふ、みんないい人だから安心して行っておいで」
まるで今からおつかいに行く小さな子の様に宮舘さんに見送られ総務部を後にした。
エレベーターに乗り込み人事部がある階に行く。
人事と書かれたプレートが提げてある部屋を少し覗いてみると
そこには5人ほどしか人がいなくて。
小さい会社ではあるけど5人って…なんて思いながら中に入る。
『総務部の田中です。』
入口でそう声をかけると
目の前にいた男の人が勢いよく振り返った。
『え、』
深「Aちゃん！」
『ふ、深澤さん？』
大学時代はチャラチャラ茶髪だったのが黒髪になり
伸びていた襟足もどこにいったのやら。
印象がガラッと変わった深澤さんがいた。
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りな(プロフ) - 凄く面白くて一気に全話見ちゃいました笑笑更新楽しみにしてます！！ (2021年2月5日 11時) (
レス) id: 419554672b (このIDを非表示/違反報告)
桃もち(プロフ) - めちゃめちゃきゅんきゅんしながら読んでます！更新楽しみにしてます！＾＾ (2021年1月30日 13時) (レス) id: e248bb9fed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃむ | 作成日時：2021年1月27日 10時
