検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:13,582 hit

11* ページ12

各部の大きな大会が終わり
3年生はほとんどが引退した。




それは、慧くんも例外ではなく
私達は駅の近くのカフェで明日から始まる期末テストに向けて勉強をしていた。









「…慧くん、これって…」





「あぁ、それは…」









いつもはほわほわしてるなんでみんなに言われる私達二人だけど
真剣に勉強に取り組む慧くんはすごくかっこよかった。









「んー。はあ!つかれた〜」






割と大きめなため息をついて慧くんがペンを置く。






「疲れたね〜」






目の前においてあったオレンジジュースを手に取る。
コップの外側が濡れていて
だいぶ時間が経っていることを表していた。






「…そう言えば、夏休み…どこいく?」




「…へ?」




「だーかーらー。夏休み!…今年は合宿も何も無いし慧くんはフルオープンしてますよ?」





いたずらっ子みたいににひひ。と笑う。
…すごく楽しそうだなあ。









「……ディズニー。」





「ほぇ?」







楽しそうに私を見つめる慧くんの目を見て真剣な表情でディズニー。と口に出す。








「なんでそんな真剣な表情なの!」





特徴的な引き笑いで笑う慧くん、
通路を挟んで隣に座っていた女性がちらりとこちらを見たのが見えた。

途端になんだか恥ずかしくなって
慧くんのバカ!なんて言う。









「いいよ、ディズニー。楽しも?」







笑いすぎてか、目に涙を浮かべて微笑む慧くん。



期末テストもすごく頑張れる気がした。

12*→←10*



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (63 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
306人がお気に入り
設定タグ:伊野尾慧 , Hey!Say!JUMP , hsj
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:にゃむ | 作成日時:2019年5月23日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。